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Noside
胸ぐらを掴まれたまま、
柚月は余裕のある笑みで彼等に云う
貴方「それに物に苛立ちをぶつけたり、
叫び喚くあたり、まだまだ子供ですね」
白瀬「んだとぉ！！」
ﾄﾞｶﾞｯ!
ﾀﾞｧﾝ!
その言葉を聞いた白瀬は怒り、柚月を顔を殴り
そのまま、ゲーム台に叩きつけた
周りも静まりかえる
柚月はゲーム台に手を置いて
ゆっくりと立ち上がる
貴方「ほら、
こういう処とか、ね」
柚月の余裕のある笑みは変わらなかった
だが、殴られた為、頬は腫れ、
口の中を切ったのだろう
少し、口の端から血が出ていた
其れを指で拭い舐める
貴方「血って美味しくないね
太宰さんは何で舐めたんだか…」
俯き、呟く柚月に痺れを切らした白瀬が
もう一度口を開こうとした
しかし、何かを云う前に柚月が云った
貴方「でも、君達は
本当に素敵なリーダーを持ちましたね
…妾だったら切り捨ててましたよ」
俯いていた柚月が顔を上げたとき、
彼等は恐怖を感じた
柚月の眼は闇よりも暗く、
しかし口元は嗤っていた
白瀬、柚杏「「っ！！」」
貴方「其れに、貴方云いましたよね」
柚月は白瀬の方を向く
貴方「"素性も身寄りもないお前を受け入れたのが
俺達羊だってことをな！"っとね」
白瀬「ああ、それがなん…」
貴方「だから何？」
白瀬の台詞を遮り、柚月は云った
それを聞いた柚杏は突っかかる
柚杏「はぁ！？」
貴方「だから、それがなんだって云ってるの
受け入れたから、その恩があるから中原くんを
"異能力という手札を持つ責任"っていう理由で
縛ってもよいと？
そんなことを考えているのなら
君達は救いようのない馬鹿だよ」
柚杏「何よ！さっきから聞いてれば…」
貴方「それから、君達の会話を聞く限り
中原くんは受け入れてくれた恩以上の
働きをしていると思うけど？」
白瀬、柚杏「「っ！！」」
柚月は柚杏の台詞を遮って云った
貴方「はぁ、本当に君達は馬鹿ですね」
白瀬、柚杏「「…っ」」
貴方「まるで、"虎の威を借る狐"のようです」
そして柚月は元の余裕のある笑みに戻り、
白瀬と柚杏に背を向けて歩き出した
店内には静けさだけが取り残される
・
外に出ると太宰と中也がいた
太宰は柚月に気づくと駆け寄るが
頬の怪我をみて少し驚く
太宰「柚月、それ…」
貴方「ああ、気にしないで、大丈夫だから
それで、この後どうするの？」
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
