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Noside
太宰「はい、残念」
金棒から出る破壊光線
貴方「あーあ…」
中也「ちょっと待てこらあぁぁぁ！！」
…そう、あのあと彼等は
ゲームセンターで遊んでいた
貴方「負けちゃったね、中也」
ゲームオーバーの音が流れ、
画面では中也の負けが書かれている
太宰「約束したよねぇ
負けた方が命令を一つ
犬のように従順に遂行するって…」
ﾊﾞﾝｯ!
ゲーム台を叩いた中也に
追い討ちをかけるように太宰は云う
太宰「さて、何をして貰おうかなぁ…」
中也「割りと自信あったのにィィィ！！！」
貴方「中也、叫ばないの！
お店のなかだよ！」
そんな柚月の声も中也の叫び声によって
掻き消される
太宰「君の敗因は異能が強すぎることだ
強すぎるから狡猾さも周到さも育たない
ゲームでも推理勝負でも…」
中也「推理勝負ゥ…？
そんなもん受けた覚えもねェし、
負けた覚えもねェ！」
太宰「なら、どちらが先に
犯人をきゅうだんできるか、勝負しよう
君が勝てば先程の賭けは
なかったことにしてもいい
でも、僕が勝ったら君は一生僕の犬だ！」
悪巧みをするような顔で中也を煽る太宰
それを呆れながらも止めようとする柚月
貴方「もー、太宰さんも煽らないで」
ﾀﾞｧﾝ!
中也はゲーム台に足を乗せ太宰に向かって叫ぶ
中也「上等だ、受けてやんよ！」
貴方「ちょっ、中也！
お店のなかだから！
落ち着いてよ！！」
周りを気にしながら柚月は中也を必死に宥める
中也「俺に狡猾さも周到さもないだとォ？
お前なんかに奥の手を見せる訳ねェだろ！」
太宰「君が拳を仕舞ったまま
蹴りだけで相手と渡り合うのは
その奥の手ってやつと関係があるのかい？」
中也「どう戦おうと、俺の勝手だ」
貴方「はあ、
何でこの二人仲良くできないんだろ…」
この二人の状況に柚月はため息をつきながら呟く
太宰「成る程、意図的に手を抜いてる訳だ
…ところで、何故君は
荒神である荒覇吐を探している？
何故興味を持った？」
中也「手前こそ、何で早死にしたがる？」
中也は振り返り、太宰の方を向いたが
途中であるものを目にし
急にフードを被ってしゃがんだ
太宰「どうしたの？」
ゲーム画面の上から覗き込むようにして
太宰は中也に問いかける
中也「少し静かにしとけぃ！」
貴方「太宰さん、あれ」
柚月の指差した先には
入り口に佇む二人の少年少女
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
