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Noside
太宰が手元の無線機を落としたとたん
複数人の走る音が聞こえ、柚月達は囲まれた
「隊長！！」
中也「手前も地面にめり込むかァ？」
囲んでいる一人がめり込んだ男をみて叫ぶ。
それは中也に対する或る意味"禁句"な言葉で。
「撃て！その"チビ"重力使いの中原中也だ！！」
中也「あ"ァ？」
貴方「はぁ…もう知らない。」
怒る中也に対し、柚月は太宰の隣で溜め息をつく
そして、中也に向け銃が乱射された
太宰と柚月は動かなかったが、
銃弾が掠り太宰の頬が切れた
あらかた撃ち終えたのか銃声がやんだとき
弾丸の雨の矛先にいた彼は言った。
中也「チビって云ったか、三一野郎」
煙が晴れて見えた景色は銃弾が重力操作によって
全て止められているところだった。
中也「俺は15だ！此れから伸びンだよ！！」
銃弾を周りに向け蹴り飛ばす
それに当たって倒れる人もいた
だが、中也の攻撃は止まらない
立っていた地面を抉りとって空中で蹴り飛ばし、
地面に着いた中也を撃ち殺そうと銃を乱射するが
効かない中也はそのまま相手を蹴り殺した
太宰は切れて垂れた血を親指で拭い、
口許に持ってきてペロッと舐めて
自分の足元にあった拳銃を拾った
貴方「太宰さん、怪我してる」
太宰「大丈夫、たいした怪我じゃあない」
あらかた片付けた中也は
倒れている男のところに立つ
中也「終わりだ
襲撃の目的を教えろ」
男は荒い息を繰り返すだけ
中也「荒覇吐について知ってることは？
…やっぱ仲間の調査報告を待つしかねェか」
何も言わない男に呟き、屋敷に向かおうとする
その後ろを柚月が着いていく
太宰「運がなかったねぇ…」
柚月と中也が振り返ると、
太宰が倒れている男の足元にしゃがんでいた
手には落とした拳銃を握っている
太宰「苦しいかい？
今から手当てしても助からない
それでも死ぬまでに五分ほどかかるだろう
その五分は地獄の苦しみだ
…僕なら耐えられないね」
貴方「太宰、さん？」
太宰「この銃で苦しみを
終わらせて欲しいかい？
頼むなら喋れなくなる前にした方がいい」
男は荒い息を繰り返しながら
途切れ途切れに云った
「…撃って、くれ」
その言葉を聞いた太宰はゆらりと立ち上がった
太宰「わかった」
そして、銃を構え男に向かって何度も撃った
撃ちながら太宰は笑う
太宰「ふ、ふふ、ふふふふ…
なんて贅沢なんだ…」
ｶｼｬｧﾝ!
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ぽこぽん(プロフ) - 本ぶくろさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！ (2020年4月6日 17時) (
レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
本ぶくろ - 面白かったです (2020年4月6日 13時) (レス) id: 41c0b9e9db (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - おかげさまで、本編完結することができました！応援してくださった皆様、ありがとうございます！番外編も書く予定です！それからリクエスト等、御待ちしております！今までこの小説を読んで下さった皆様に感謝して…＊ (2019年10月11日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - 探してくれてありがと！きっと知ってる人だよね！"ふ"から始まって"こ"で終わる子だよね！？違かったらごめんね！？ありがと！更新頑張る！！ (2019年10月8日 21時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - やっと探せました！更新がんばってね (2019年10月8日 21時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこぽん | 作成日時：2019年9月14日 11時
