きすの日*arym ページ24
ym
｢ ん..ふぁ... ｣
｢ おはよ 、やまだ ｣
｢ おはよぉ..だいちゃ 、はやおきだね..ぇ ｣
朝 、目が覚めると隣で舌っ足らずな俺を見てニコニコしてる大ちゃん 。
｢ やまだ 、今日なんの日か知ってる？ ｣
｢ んぅ？きょう..？なん 、っん 、！ ｣
ちゅ 、と軽く触れ合った唇は一瞬で離れる 。
｢ っな 、にす..、！ ｣
｢ キスの日 ｣
｢ ..ぇ？ ｣
｢ 今日 、キスの日なんだって ｣
｢ へぇ.. ｣
そんな日があったんだ..日本てふしぎ..笑
｢ だからさ 、いっぱいちゅーしていい？ ｣
｢ やだ 。いつもしてるじゃん ｣
｢ えーじゃあ 、逆に1回もしないとく？ ｣
｢ ..それもやだ ｣
大ちゃんは 、俺が素直になれないってことはよく知ってて 。俺から言うようにさせる天才 。
｢ じゃあどうするの？ ｣
ほら 、にやっと口角を上げて挑発するような目で俺を捉える 。
その視線に負けちゃって言わない、っていう選択肢はなくなって 。
｢ ..っ いっぱいして 、 ｣
｢ ん？なにを？ ｣
なにを、なんてわかってるくせに 。
｢ っう〜〜っ！だいちゃんきらい 、！ ｣
｢ 俺はすきだよ 、だいすき ｣
｢ っ 、そーいうことじゃない 、！ ｣
はずかしいほどまっすぐに俺を見るから思わず顔を背ける 。
すると後頭部に手が回ってきて 、視線が絡まった 。そらしたくても..そらせない 。吸い込まれるほど黒い瞳 。
こつん 、とおでこがぶつかり 、大ちゃんの甘い声が響く 。
｢ 涼介..俺とキスするのいや 、？ ｣
大ちゃんが俺のことを “ 涼介 ” って呼ぶときは 、甘えるときか甘えられたいとき 。
だから 、俺も名前で呼んで少しだけ甘えてみるんだ 。
｢ いや..じゃないょ 、だいきのこと 、すきだから..いっぱい ちゅーして...？ ｣
ｰfinｰ
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
キスの日...！
かわいらしいですね！笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご添えおれんじゅーす(プロフ) - ぽん吉さん» ひゃゃ...コメありがとうございます(T_T)久々の高校生ありやまちゃん..そう言っていただけて嬉しい限りです( *´`* ) (2017年9月18日 9時) (
レス) id: 1c5374700a (このIDを非表示/違反報告)
ぽん吉(プロフ) - 可愛いかよっ、！です...！ (2017年9月18日 8時) (レス) id: 372776877a (このIDを非表示/違反報告)
いちご添えおれんじゅーす(プロフ) - 莉乃さん» 了解しました！ (2017年8月25日 19時) (レス) id: 1c5374700a (このIDを非表示/違反報告)
莉乃(プロフ) - いちご添えおれんじゅーすさん» リアルでお願いします！ (2017年8月25日 19時) (レス) id: a416b471d3 (このIDを非表示/違反報告)
いちご添えおれんじゅーす(プロフ) - 莉乃さん» 今更すみません！リクのことですが、ありやまちゃんはリアルですか？学パロとかですか？希望がなければこちらで決めさせてもらいます！ (2017年8月24日 20時) (レス) id: 1c5374700a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご添えおれんじゅーす | 作成日時：2017年4月15日 19時
