可愛い君 【ar × ym】 ページ27
( ar )
山田は可愛い。
容姿はもちろん言動1つとっても可愛い。
そんな山田はJUMPみんなの人気者。
……下手したらジャニーズ内でも人気な方かも。
今だってさ…。
「やーまだっ！」
「うわっ！どうしたの伊野尾ちゃん」
「んー？山田の抱き心地最高だなーって」
「はぁ！？それ、俺がぷよってるって言ってんの！？」
「違う違う！可愛いって言ってるの」
伊野ちゃんのその言葉に顔を少々赤らめる山田。
何照れてんだよ。
あー、イライラする。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか…恐らく知らないだろうけど。
山田は追い打ちをかけるように裕翔の所へ。
「やまのほっぺた気持ちよねー」
「ちょ、やめて」
冷たい反応に見えるがあれが山田。
あのツン具合が山田。
嬉し度合によってツン度合が強くなるのが山田。
つまりそこまで満更でもない、という事。
「やばい。ちゅーしたい」
「何言ってんの！？ダメに決まってんじゃん！？」
「えー、減るもんじゃないでしょっ！」
おい、裕翔。お前キスなんかしてみろ。
俺が許さないからな。
ちなみにあの反応はツンではなく本気で驚いている。そしてマジの拒絶。
その証拠に10cmぐらい距離を取っている。
本音を言えばもっと距離を取ってほしい。
「……ちゅーは、だいちゃんとしかしないもん」
やべ。キュンときたは今の。
チラッとこちらを伺うように見る山田。
その目はうるうるしていて顔も耳も真っ赤。今すぐにでも襲いたい。
煽ったのはそっちなんだから責任取れよ。
いてもたってもいられず山田の元へ向かう。
「山田、こっち」
「ぇ、だいちゃっ…」
腕を引っ張りそのまま抱き寄せる。
そして深いキスをする。
「っ、ん！？ちょ、ぁ、…だいちゃ…ふ、っ」
「…黙って」
止まんなくなって山田のTシャツに手を入れようとした…とき、
「ストーーーッブ！」
まるでガムテープのように引き剥がされた俺と山田。
「ここ！楽屋だから！」
もっと山田を堪能したかったのに…。
なんて思ってると恥ずかしいのか抱きつく形で俺の胸に顔を埋める山田。
「…ごめんね？」
「んーん。だいちゃんだからいいの」
火照った頬と潤んだ瞳で上目遣いで見つめてくる山田。
「…薮ちゃん。やっぱり山田襲っていい？」
「ダメだ」
「…っ、ばか」
そう言いながら俺から離れようとしない山田が可愛すぎて心臓が持ちません。
素直になれない彼氏さん【nt × ym】→←世界一のお姫様 【ar × cn】
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作者名：ArYm0129 | 作成日時：2022年9月15日 17時
