全て俺の計算通り 【in × ym + ??】※女装描写有り ページ1
(ym side)
ym「伊野尾さんって本当に素晴らしい方ですね〜、アイドルとしてじゃなくて一人の人間として」
in「えー？照れるなー」
同じメンバーである伊野尾慧といつものようにカフェでデートをする。
だけど、“山田涼介”として俺はそこに立っていない。
そこに立っているのは“伊野尾慧に想いを寄せている一人の女性”。
ym「……伊野尾さんって恋人とかいないんですか？」
カップは置いてそれを両手でギュッと握る。
そうすれば緊張してる乙女の完成。
in「……んー、いないよ」
ふっ。冗談も程々にしろよ。
俺はいのちゃんと同じメンバーなんだ。
あの人と付き合ってるのなんてわかってるんだからな。
ま、目の前にいる女性の正体が俺だと気づいてない君が嘘をついたということは…そういう事だろう。
in「いきなりどうしたの？」
ym「あ、いえ……ちょっと、…気になって……」
in「ふーん……」
珈琲を飲みながらこちらを見てくるいのちゃん。
何を悩んでいるのかなんてお見通し。
in「ねぇ、……今すぐにとは言えないけど、さ……」
ym「……なんですか…？」
in「良かったら……俺と、付き合わない？」
ym「ぇ……いいん、ですか……」
in「もちろん」
あーあ……そんな愛おしそうに見つめちゃって……。
君の恋人がこの場面をみたらどうなるだろうね。
ym「嬉しい……ですけど、……なんで今すぐじゃないんですか？」
in「……仕事柄……ちょっとね」
あからさまに目を逸らすとか……わかり易すぎ。
ねぇ、でもさ……それ言ったってことは……ふふっ。
いのちゃん……早くあの人と別れてよ。
そしたら────────────。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ArYm0129 | 作成日時：2022年9月15日 17時
