捻れた世界で僕は歌い、願う２【 twst 】 (ページ12)

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番外編〜監督生誕生日(6/23)〜　当日　３話ページ12

🐉｢そうなのか？｣
『そうそう。制服以外の服持ってないんだよね。』
🐉｢なら友として、僕から贈ってやろう。お前の好みはセベクから色々聞いていたからな。｣
『え、マジで言ってんの？つの太郎。』
🐉｢あぁ。色々な事を教えてくれたお前に僕から贈り物を。また後日届くだろう。｣
『ありがとう、つの太郎。』
♡｢そういえばさ、紫蓮の故郷ってどんなとこなの？｣
♢｢それ、けーくんも知りたいな♪｣
『いいですけど、ここと全く違いますよ？』
⚡｢相手の事を知ることも大事なことだ！！｣
『なら、話そうか。僕の故郷の事をね。』
――― ※作者の感じたままを書いています
僕の故郷は魔法がなく、科学が発展した国で、古くから国の象徴である天皇は神の子孫であるとされてきた。信じない人もいるけど僕は信じてるよ。他にも沢山国があって、交易やら交流が盛ん。不思議な力とか魔力とかは空想のおとぎ話だったよ。社会では協調性や調和性を重んじてるから、逆に目立つと有る事無い事言われたりすることが稀にあったよ。高学歴、社会貢献は当たり前。親孝行しなければ親から出来の悪い子とレッテルを貼られる。自らﾀﾋを選ぶ人も多くはなかった。まあ、社会の当たり前とも言える多数派の意見を強制的に押し付けられるんだからそうもなるよねって話だけど。自分なりの解釈なんて消える。でもその中でしか見えないものもある。多分だからこそ僕の国は人を殺めるための武器はないし、戦争なんて起きてない。まあ、人を守るための銃っていう武器はあるけど平和そのものかな。
―――
♡｢そりゃあ、お前が『目の前の人が道を踏み外しそうになってるのを見過ごすことはできない。それが、自分には得がなくてもね。』って言う訳だわ。｣
『実を言うとそれ関係ない。』
♡｢じゃあ何で言ったんだよ。｣
『え？なんでって僕は生まれてこの方本当の友人というものに会ったことはない。人間観察が趣味でよくグループを作ってる奴らを見てるけど、誰も道を外れようとしている奴を助けない。いつも一緒にいるのに無情過ぎると思ってた。だからこそ僕は目の前の人が道を外れそうになっているなら見過ごさないようにしているんだ。』
🦇｢良い心がけじゃな。人はそれをよく見て見ぬ振りをするからの。｣
『どうも、リリアさん。色々見てきた人の言葉は響きますね。』
🦇｢まぁ７００年近くは生きとるからの。｣
『妖精って長寿ですよね･･････』
そうして夜は更けていった。
〜完〜