3.10 ページ44
・
場所、合ってた....安心。
係員「Aさん、あなたはまず基本的な身体能力の数値の測定を行います。すぐそこの廊下を真っすぐ進み続ければ、あなたの試験室に行けるはずです。
部屋番号は018となっており、これはあなたの個人番号でもあります。」
『わかりました、ありがとうございます！』
ドキドキしてきた！
「ﾌﾟｯ、見ろよこいつ。弱々しいなw」
「それな、何しに来たんだよって感じ？ｗここはおこちゃまようではありまちぇんよ〜w」
「ほんとにｗ、まだ子供でしょ？
お嬢ちゃん、ここは舞踏会じゃないの。ここは強い人たちが集まる場所だ。
お嬢ちゃんはお家へおかえり。」
『私はちゃんと試験を受けに来て…』
ひ、ひどい…
これはわざと？他人の自信をなくさせるためにやっているの？
「なぁ、見ろよあの人、筋肉すげえ。俺ちょっと応援してくるわ！」
頑張ってくださ〜い」
「あの人でけぇ、ファイトっす！」
え、さっきの人たち、態度違くない？
いくら私が弱そうに見えるからって…
「ｸｽ、君、親とはぐれちゃったのかな？案内するよ？」
...つまらない人たち。
他人を嘲笑って何が楽しいんだか。もっと楽しいことはいっぱいあるでしょうに。
「大丈夫ですか？」
え？
『え、えっと、何がですか？』
「周りの君への態度がなっていなかったから、大丈夫かなと思いまして。」ﾆｺ
変な笑顔、嫌いな笑み。
まるで他人を騙し入れようとするような軽い笑顔。
『こんなことで折れていたらこの先やっていけません。私は大丈夫ですから、ね？』
「....そうですか、失礼します。」
ほら、気に入らないとさっきまでの笑顔はすぐに散る。
どうせ私を落とすために....もうやだよ、
何回見てきたかな、
…..後十分あるけど、もう先に部屋に行ってしまおう。
ｺﾝｺﾝ
「どうぞ。」
さ、私。頑張るぞ〜！！
ラッキーwrwrd
エーミール
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：・しらす＆Miso・ | 作成日時：2021年1月20日 6時
