【d!】ラノベのように、甘くはない (ページ39)

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【コネシマは後輩のショッピに、何故か悔しそうな顔をしながら肩を貸してもらっている。

そしてしんぺい神が、Aの三倍はある大きなドアをノックする。】

ここが会議室...おっきいなぁ。もっと小さいものだと思ってたな。

「あぁ、入れ。」

グルッペンさんの声かな、今の。

なんだか、不思議と落ち着くんだよなぁ。

知らない人がいる...？

gr「あぁ、お前たちか。適当に座れ。

ん？ノクも連れてきたのか、まぁいい。特に問題はない。」

よ、よかったぁ、未だに追い出されるかもって考えてたよ....、

『すみません、邪魔でしたら追い出しても構いませんよ、』

tn「ええから座れ、邪魔やないから座れ言っとんねやで？」

『あ、トントンさん！』

tn「改めて、桃瀬透。コードネームはトントン。
書類等整理・陸戦全般担当で、第1級部隊隊長やらさせてもろてます。ちなみに俺大将な。」

そ、それってほんとに一部の人しかなれないっていうあの....

すごいなぁ、

gr「今回の会議だが、でかい話ではないから身構えんくてもだいじょうぶだ。

新戦力と大切な話みたいに言ったが、まだ検討段階。資料に目を通して、戦力低下が目立っていてな。」

と会話を始めるグルッペンに、皆真剣な眼差しを見せる。

gr「新戦力を追加するか否か、まだ検討しているんだが....お前たちの意見も聞きたくてな。

今の所検討しているのはこいつだ。」

この人かぁ。顔、出身国と希望がこの国って情報だけ...？

情報隠すとはいえこれじゃ判断材料が少ないなぁ。

zm「写真からでもこの雰囲気か..

目ぇちゃんと座っとる、能力持ってそうやない？ただの勘やけど。」

gr「ふむ、まぁゾムがそういうのなら、その可能性も無きにしも非ずといったところか。」

そ、そんなことまでわかっちゃうの！？

さすがゾムさんだ...

「出身国、よう知れ渡っとる名前やないですか？一度は目にします。

でも、こんな顔の人があそこの軍におった覚えはないですよ。僕の記憶が正しければですけど、」

gr「チーノでも見たことないのか。それなら...いや、安心はできないな。

この年ならば軍に入っている可能性は十分にある。」

そんなに書類に携わってる人なのかな。

でも、なんだろう。

この写真の顔、見覚えがあるようなないような？

いや、似てる...だけか。よく見たら髪色違うし。

うん、ただのそっくりさんだ。