【d!】ラノベのように、甘くはない (ページ23)

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『ちょっと、泣いちゃっただけです…！もうだいじょ、、ｱﾀﾞｯ』

rb「馬鹿言うなアホ！まだ涙出てるんやから心配してんねやろ？

少しは話してみ？絶対楽なるから。」

またアホって....でも間違ってないなぁ。今だけは。

『ホームシック…

日本での生活を思い出しちゃった…だけです！』

ほんと...今更ホームシックとか。

未練はないと思ってたつもりだったのにな。

rb「変な笑顔作ろうとせんでええんよ。

今は話したくないんやったら今やなくても俺は構わへん。ゆっくりでええんよ。」

っ、優しいと甘えたくなるって、ほんとなんだな。

『ありがとうございますっ。』

…ｸﾞｩ

あ...

rb「なんや？お前、腹減ってるんか？ほんなら食堂行こや。

そういや俺夕飯呼びに来てんねや、すっかり忘れとったわ笑」

『そうだったんですか...わざわざすみません、』

rb「ええんよ、遠慮は要らんから今日は思いっきり食うんやで！！」

『...はい！！』

もう涙は収まってる。

あ、もう歩き始めてる。ついかないと、

すごいなぁ、自然と止まっちゃった。すごく、優しい声だった。

そういえばこの人...誰...？

rb「あ、そうや。俺自己紹介まだやってんか。

帆造魅淕、機器管理・指令補佐の機械管理官や！コードネームはロボロや！」

『あ、意外とおえらいさんだったんですか、、、』

rb「意外とってなんや意外とって！！

俺おらんかったら今頃基地内に敵軍が溢れとるぞ！！」

感情豊かだなぁ、

『すみません、ちょっとしたジョークですよ、笑

あ、私のことはノクでいいですよ。とっても長いですから。』

rb「じゃあ...ノク...で。」

『はい！』

「にしても、ノクがええってことはやっぱりコードネーム気に入らんかったんとちゃう？」

『いえ、その、呼ばれなれてなくて...』

rb「ならよかったわ。あ、そろそろ食堂やで。」

「あ、遅かったですね、ノクさん。」

「あぁ、ノク、ロボロ。遅かったな。」