鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？弐【鬼滅の刃】

漆拾肆 ページ37

貴方Side




....なんで、探してたんだろう。


『えっと、なんで....探してたんですか？』





珠「...あなたの”２つ目の”性能です。」

『！？』


え、なんで珠代さんが知って....


愈「お前の師匠から話を聞いたんだ。

なんでか知らねえけど、珠代様がお前に伝えるよう頼まれたんだ。」




え...じゃあ師匠は知ってたってことだよね。

まぁ、師匠のことだろうし、珠代様に頼んだのはただの言い忘れ....でもなんでもっと前に伝えてくれなかったの...？



まさか、かのの旅も師匠の依頼？



何もかも、私の為に.....？




なんでっ、

珠「大丈夫ですか？Aさん。」

『あっ、はい。大丈夫です。少し考え事を....。』

珠「そうですか。では、伝えましょう。




あなたの２つ目の血の性能は＿＿＿＿＿＿＿＿＿です。




ですが、あなたの少しの血ではだめです。恐らく、あなたが失血死するほどの量ではないといけません。でも.....自分を捨てるような真似は、

『それは....その約束は.....守れそうにありません。

私は、目的の為にはどんな手だって使います。すみません。』



いや....いいんですよ。


あなたの無事を祈ります。では、仲間の皆さんの為にも、行ってください。

幸運を願います。」




『ありがとうございます。では。


愈史郎.....珠代さんを.....忘れちゃだめだよ。』



愈「！？、わかってるさ。あぁ、もう、早く行け。」

『ふふ、うん。ありがと。』

愈「ﾌﾝｯ。」



珠代様の考えは、なぜかあの時の私にはわかった。







私、珠代様の約束。




今から破りに行くよ。







例え、あなたを犠牲にしてでも。









そして








待ってろ。









鬼舞辻無惨。









今夜、月の光る場所で。









1000年以上もの戦いを、









終戦としよう。

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