鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？【鬼滅の刃】

肆拾 ページ46

貴方Side



夢の中とでも思っていてください。






実は、私はまだ隠していることが一つあるんです。






さっき悪菜にも隠したことがね。


言ったらいけない。




血の性能の話。


御館様が知っているということを、

ご存知ですか？



この血の性能は、絶対に鬼にバレてはいけない。


私の家系、代々と継がれてきたこの血。





稀血ではない。



なんというべきだろうか。





能血とでも呼ぼうか。








そしてその性能とは。









太陽を克服する性能。

つまり、今最も鬼舞辻無惨が必要とする存在。




私は、だから鬼舞辻無惨が近づいているのかもしれない、そばに残しておいているのかもしれない。


そう思った。



でも仮にそうだとしたら、なぜすぐに実行しない。





それが、

今一番の謎。





状況を、今までの状況を整理してみようか。


・血の性能についてー鬼舞辻無惨が近づく、そしてまだそばにおいてる理由
・あの少年、夜くんの正体
・柱のみんなは、私の表情、信頼を取り戻そうとしていること



これくらいだろうか。

どれも全て困難な内容だ。







これから、どうなるのだろうか。







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でも知らない。





Aが”二つ目”の性能があるということを。

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