参拾陸 ・過去編Part2 4・ ページ42
影「お前は元夜柱の娘だ。絶対に才能があるだろう。
俺は、あいつが亡くなったと昨日知ったんだが、あいつからの遺書に、お前を見つけたら鬼殺隊の柱に育ててくれとお願いされていたんだ。
ちなみに、あいつは鬼殺隊最強だぞ?俺なんて歯が立たない。ハッハッハ。」
軽い人に誘われたなぁ、この人ほんとに大丈夫かなぁ...。
でも、なんだかこの人は私を信じているみたいだった。
『あ、そういえば私、お父様の遺書を見てない... 』
影「なに?見てないのか?
だったら話が進まねえわけだ。はは、そういうことか。」
え、どゆこと。
まぁ、開けてみよう。
パラッ
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華夜へ
これを開いたときには私は死んでいるだろう。
さて、今頃母様は精神的にやられてお前も大変だろう。
そしたら、まず影河佐助という人の屋敷へ行け。
地図は付けておくからな。
着いたら、私の娘ですと言え。そしたら入れてくれるだろう。
そしたら、お前は鬼殺隊に入りなさい。
今まで、入るなと言ってきた理由、それはまだ私がお前たちを守ることができるからだ。だが今となってはお前しかいない。だからA、お前がやってくれ。
師匠は影河佐助だ。彼は強い。厳しい修行だが、耐えてくれ。
私は、A、母様を愛している。
だから、私の分を精一杯生きてくれ。母様と一緒に。
そして、この手紙の最後の方をちぎり、母様へ渡してくれ。
すれば、母様は精神が安定してくるかもしれない。
世界一Aを愛していた、
父・星月華李より。
息が詰まりそうだった。
滝のように止まらない涙が流れてくる。
それを、影河さんが慰めてくれる。
そして、私は読まずに下の方の紙をちぎり、お母様に渡す。
『お母様、お父様からです。』
「.......うん。」
そうとしか言わなかった。
だが、読んだ瞬間、お母様の顔に涙がつたる。
「ウゥ....グスッ」
内容はわからなかった。
けれど、お父様が相当なことを書いているのがわかった。
そして私は、
『影河さん、私、鬼殺隊に入ります。』
と言ったのだ。
___________
そこから、長い修行が始まった.....わけではなかった。
才能があったみたいだ。
影「....は?」
え?
影「お前、全部完璧だぞ。
全集中・常中も完璧にできている。
それに体術、剣術も完璧にバッチリだ。
教えることがねえ。
あとは呼吸だな。」
わお。
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さつき(プロフ) - 続き楽しみにまってます (2020年4月22日 1時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
・小豆・(プロフ) - さつきさん» ですよね?あ、ご指摘ありがとうございます!そして読んでいただきありがとうございます!嬉しくて泣く(´;ω;`) (2020年4月22日 1時) (レス) id: f4c59468c0 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - よくありますよ私もよく文字変換の時に間違えたりしますし (2020年4月22日 1時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
・小豆・(プロフ) - さつきさん» あれ。最近誤字が多いなぁ(´;ω;`) (2020年4月22日 0時) (レス) id: f4c59468c0 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 悲鳴嶼さんの漢字が非鳴嶼になってますよ (2020年4月21日 17時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Fii | 作成日時:2020年4月13日 11時