鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？【鬼滅の刃】

拾参 ページ16

不死川Side


時は巻き戻り、合同任務にて。




あいつは俺でも反応できなかった鬼に反応し、対応した。



弱かったんじゃないのか？



でもあいつの戦い方、動き方で明確になった。






「俺たち」が間違っていたことに。





あいつは、




あいつは、




俺を守るような姿勢で、戦い方も、


まるで俺に自分の攻撃を当てないようにするかのように勢いがなかった。



俺は動けなかった。

今まで自分のしてきたこと、言ってきたこと。


あいつがどれだけ苦しみ、辛い思いをしてきただろうか。

そのせいか、周りに偽りの表情を見せ、いつでも無表情。彼女には感情がないのかと思うほど。



俺たちが変えてしまった。





あいつのいいところを。個性を。








俺たちはまんまに踊らされていた。





悪菜の手のひらで。









でも俺は誓った。自分に。何があっても。




あいつの味方でいることを。









とっさに出てきた言葉。

「....今まですまない。」



でもこの声は、あいつの耳には


届いていなかったのだろうか。




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ごめんなさい、不死川さんの口調がわからない...

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