37話目 本当のコト ページ42
貴方side
園笛「俺は…Aに離れられるのが怖かっただけなんだ…」
今にも消えてしまいそうな声で園笛は立ち上がり、下を向いたまま言った
再び教室が沈黙に包まれる
園笛「俺……今まで女に振られたことなくて……Aに振られてカッと来たんだ。」
貴方「ならっ…私の事なんてほっとけばよかったんじゃないのっ！？」
園笛「でもAは俺にとって本命の初恋の人だったんだ。
だからどうしてもAを自分だけのものにしたいっておもったんだ。
でも教室でお前が友達と話してる内容がきこえたんだ。」
そのとき園笛はチラリと業の方を見た
園笛「お前に好きな人がいるってことが。
だから汚い手を使ってでもAを手に入れようとした。」
貴方「っ！」
思い出したくないあの出来事が脳裏に浮かんだ。
貴方「頭痛がっ……」
業「Aっ！」
私が床に倒れそうになった所を業が支えてくれた。
貴方「あっ、ごめん、大丈夫……」
園笛「っ…」
業「で？そんな事をしたとこでAは幸せになった？ならないよね？逆に傷つけてるよね？」
園笛「だから言ったじゃないか！！ただAの事が好きで、大好きで……俺から離れるのが怖かったんだよ！だから汚い手まで使ってしまった！
ここに来た今でもAは俺を見てくれなかった！だからこうするしかなかったんだよ！本当に…本当に純粋な気持ちだったんだよ…！」
業「……そんな嘘くさい言葉で許されるとでもおもってんの？」
貴方「業。
最後まで聞いてあげよう。」
園笛「A……
じゃあまず、今までしてきた事に謝るよ。
Aを傷つけるような事して……ごめんなさい。
そして、これは皆へのお願いなんだけど……聞いてほしい……」
教室にいる皆の視線が園笛に注がれる
隣に立っている園笛の唾を飲む音が聞こえた
園笛「俺……僕をここにいさせてください………」
園笛は深々と皆に向かって頭を下げた
教室中がざわめく
「いいのか？許して…」
「でも、反省してるっぽいよ……」
貴方「私は……」
私がそう呟くと教室は一瞬で静まり返った
貴方「許すよ」
園笛は目を見開いて私を見た。
貴方「私は園笛を許すよ。皆は？」
10秒間の間があった後、ようやく数人の手が上がった。それに続き、業以外の全員が手をあげた。
貴方「業」
業は無言で園笛を見つめたあと、顔を下に向けて手をあげだ。
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亞希 - 名探偵お魚さん…カルマ推しさん» そう言ってもらえて嬉しいですぅぅ！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年4月9日 7時) (
レス) id: 8b74486c98 (このIDを非表示/違反報告)
名探偵お魚さん…カルマ推し(プロフ) - ドキドキする感じがとてもたまらんです^^*これからも頑張ってください！ (2017年4月5日 23時) (レス) id: 249a1a4653 (このIDを非表示/違反報告)
亞希 - たったったさん» もう少しで終わると思いますので、もうしばらくお付き合いください！ (2017年3月27日 12時) (レス) id: 8b74486c98 (このIDを非表示/違反報告)
たったった(プロフ) - 早く回想終わらないかな〜(笑) (2017年3月16日 23時) (携帯から) (レス) id: aff2e9fb91 (このIDを非表示/違反報告)
亞希 - オノ・マオさん» ありがとうございます！私に文才なんぞないですよ！学校めんどくさいけど頑張ります…笑 (2017年1月28日 23時) (レス) id: 8b74486c98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉音 | 作成日時：2016年12月26日 8時
