降魔大聖の師匠 (ページ8)

今日:2 hit、昨日:17 hit、合計:1,013 hit

7 ページ8

夜叉の少年side

我はある魔神に真名を知られ、捕虜となった。

失敗すれば鞭で叩かれ、殴られの日々。

逃げ出そうとしたこともあったが、そのことが知られ、重大な罰を受けた。

そしてもう二度と逃げ出さないように、手足を鎖で縛られた。

我はこのままで終わるのか､､､､？

そうふと思った時、何者かの影が床に映った。

その者は我の牢屋の鍵を作成し、扉を開ける。

我が誰だと聞くと、その者は帝君の命により我を助けにきたと言った。

我はその言葉を聞き、少し気持ちが楽になった。

しかし、この前も逃げ出そうとし、以前よりも重い罰を､､､､！

そのことを思い出してしまい、彼女の誘いを断った。

彼女は諦めずに我に助けて欲しくないのかと訴える。

言葉で伝えないと分からない、か。

「我は、」

助けてほしい、と言おうとした時、傭兵の足音が近づいてきた。

彼女は音を察知し、急いで鎖を外し、我を抱えながら宙に飛び出した。

「は、放せっ！」

女子に抱えられるなど､､､､！

「いいから黙って、僕に捕まって」

そう彼女が言った時、氷に包まれ、瞬き一つする間に彼女は氷の龍になっていた。

此奴も我と同じなのか､､､､？

彼女が向かっている場所は分からないが、だんだんと眠くなってくる。

最終的には瞼が重くなり、意識がなくなった。