降魔大聖の師匠 (ページ7)

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飛び出した先は敵陣の空中。

当然、僕がしたことは目立つのですぐに見つかり、現在進行形で逃走中。

「は、放せっ！」

「いいから黙って、僕に捕まって」

僕は氷を見に纏い、龍に変わる。

龍は全体的に白色で、鱗は氷のような透き通った水色。

とても幻想的な雰囲気を纏って、僕は帝君の元に向かった。

＿＿＿＿＿

「ははっ、随分と大胆に帰ったな」

「う、申し訳ございません。まさか、このような事になるとは､､､」

僕は龍の姿から人の姿に戻り、帝君に首を垂れる。

敵の魔神から助けた夜叉の少年は、僕の背中で寝ている。

「それでこれが」

「敵に囚われていて、おそらく真名を知られたのでしょう」

「なるほどな」

帝君は少し考えたあと、夜叉の少年と共に室内で休むようにと言われた。

僕はそのことが受け入れられず、まだ戦えると帝君に伝える。

が、それでも、お前は長時間龍になって体力を疲労しているだろうと正論を言われ、渋々室内に、夜叉の少年を背負って向かった。

まだ、戦えるんだけどな。でも、心配して下さっているんだから休憩しよう。