降魔大聖の師匠 (ページ4)

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「ここかな､､､､？」

着いた場所は、地図に書かれた盆地。

その盆地付近に魔物の巣があるはずなんだけど､､､､。

僕は地図に書かれた盆地を見渡せるように、高い場所に移動する。

「うん、ここならよく見える。それで、えっと、魔物の巣、魔物の巣は､､､､」

魔物の巣は盆地の東側、西、南、北。と巣を構えており、奇襲が難しい構成になっていた。

そして、巣の一つずつに他の魔物よりも一際、いや五際大きい黒い魔物がいる。

うむ、どうするべきか､､､､。

数秒考えた後、僕が出した答えはこうだ。

「よし！正面突破にしよう！」

奇襲が難しい構成なら、正面突破しちゃえば良いんだ。

幸い、他の魔物より大きい黒い魔物は一つの巣に一体しかいないんだから、一つずつ構成を崩していけば最終的には殲滅させられるよね。

僕は高所から飛び降り、弓を氷元素を纏う刀に変え、一番近くにあった南の巣に突入した。

その巣にいた魔物たちは、僕を見るなり一斉にこちらに太い棒を振り回しながら突進してくる。

「おっと、なるべく静かにして、ね！」

僕は向かってくる魔物を倒しながら、黒い魔物をどう倒すか考える。

ヤツは木で作られた盾を持ち、その盾を生かした突進で攻撃する。

おそらく木盾は炎で燃やせるが、生憎僕は炎元素ではなく氷元素。

「､､､どうするべきか」

ちょうど、近くに焚き火がある。

火があるなら、近くに誘って木盾に火が移って、盾は燃えてあとはいけるか。

魔物は良いタイミングに突進してくる。

僕は魔物との間に焚き火を挟んで直線上に立って、魔物の盾に炎が移る。

そして、木盾は燃え尽き、魔物の攻撃手段は無くなった。

僕は待ってましたとばかりに、魔物の懐に飛び込んで斬撃を喰らわせた。

もちろんその魔物は塵となって、消えたよ。

他の三つの巣も同様に一つずつ崩していった。