beautiful.35 ページ36
Aside
りょーくんが闇野さんを警察に引き渡したあとからの記憶は無い。
目が覚めるとお兄ちゃんの家のベッドだった。
今朝と全く同じ光景。
でも、ひとつだけ違うことがある
『お兄ちゃん…………』
お兄ちゃんは私の隣で寝ているのではなく、私のお腹に顔を埋めていた。
『重い』
でも何故か、お兄ちゃんの顔を見たら安心して昨日は怖くて泣いたりなんてしなかったのに、涙が止まらなかった。
肩を震わせて泣いていると
渡「んん"……A？起きたの…ってえ！？」
寝ぼけ眼だったお兄ちゃんの目が今まで見たことないぐらい開いた。
渡「こわい？まだこわい？」
『ううん、お兄ちゃんの、顔みたら、なんか安心、しちゃって、』
しゃくりあげながら泣く私をお兄ちゃんは全身を包み込むように力強く抱きしめてくれた。
渡「俺が無理にでも行ってやればよかった。ごめん」
『ううん、お兄ちゃ何も悪くない、私が、ひとりで帰らなきゃ』
渡「バカ、ホントだよ。だから……だから迎えいくっつったのに。」
ｽﾞﾋﾞｯと耳元できこえる。
あぁ、お兄ちゃん泣くほど心配してくれたんだ。
嬉しいって思う気持ちと、申し訳なさが心の中でいっぱいになる。
『お兄ちゃ、泣いてる…？』
少し笑いながらきいてみる
渡「………心配したから。俺めっちゃ心配したんだからな。」
否定はしないんだ、
珍しく素直なお兄ちゃんがとても可愛い。
『お兄ちゃん。ごめんね。あと、ありがとう』
そう言いながらお兄ちゃんの背中に回していた手をギュッと強めると
渡「…これに懲りたら俺に甘えることだな」
そう言って私の後頭部に回していた手に力を入れて自分の鎖骨に押し付けてきた。
『鎖骨痛い』
渡「この痛みはお前が気絶したあとの俺の心配分」
『気絶…？』
いつ気絶したんだと考えているとお兄ちゃんの鎖骨攻撃から解放された。
渡「あー、お前さ」
お兄ちゃんが何か言いかけた辺りで部屋のドアが開く
宮「あ、A起きたんだね。おはよう」
『りょーくん！！』
ベッドの上で座ったまま手を広げると、何も言わずに優しく抱き締めてくれるりょーくん。
いつも通りのりょーくんの匂いにまた酷く安心した。
宮「無事とは行かなかったけど、怪我がなくてよかったよ。」
『いやいや、りょーくんのおかげで無事だよ！ありがとう』
宮「本当に………生きた心地がしなかった…」
苦しそうにりょーくんが言うから申し訳なさが募る
『ごめんね、りょーくん』
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ひよこ(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» えぇぇ！！そうなんですね！？びっくりしすぎてちょっと声出ちゃいました笑 もしかしたらぴよりんちゃんとお友達かもしれませんね…！もしくはなべちゃんご本人…！？いつも本当にありがとうございます🥰 (2023年4月10日 21時) (
レス) id: 6d32388b06 (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - あ、私主人公ちゃんと誕生日一緒だ…！！ってなりました。ぴよりんさんの友人なのかな、私() これからのお話も楽しみにしてますー！！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - ちーさん» うれしいですーっ！モチベ上がります😭ありがとうございます！夜は眠れているようでよかったです((更新が頑張りますのでこれからも作品をよろしくお願いします🙏 (2023年4月7日 19時) (レス) id: 6d32388b06 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - やばいですコレ!!好きすぎます😍😍読むの楽しみすぎて夜しか眠れません笑笑更新がんばってください!!! (2023年4月6日 23時) (レス) @page11 id: af5961a755 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - みみみさん» 笑っていただけて嬉しいです☺️みみみさまも寒暖差にはお気をつけくださいませ！ (2023年4月6日 10時) (レス) id: 6d32388b06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2023年4月1日 12時
