冷めてるカノジョと人気者のカレ。 Part2 (ページ33)

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＊4 Daiki Side ページ33

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八「確かにAちゃんの好みは…よく分からないな」

「でしょ？…薮くんは彼女とどこ行くの？」

この中で唯一の彼女持ちの薮くんに尋ねる。

薮「えー…でも俺のとこは全部あいつが決めちゃうからなぁ」

薮くんの彼女はサッカー部のマネージャーで、いかにも女子高生らしい子。あの子のインスタには、週末ごとにインスタ映えするスポットに行っている写真がよくあがっている。確かに全部あの子が決めていると言われてもおかしくない。

「…それは頼りにならないわ、何より薮くんだし」

薮「なんだよ、その言い方」

中「誰かA先輩のお友達に聞くとか？」

伊「でも1番仲良い佳奈子ちゃんも、Aちゃんの好みはよく分からないって言ってたよ？あんまり友達にはそういうこと言わないみたいね」

八「うーん、そうなると頼れる人いないなぁ…」

みんなで首をかしげて誰か頼れる人を探すけど、ピンと来る人はいないみたい。

「うーーー、ん、ん？…あ！」

いた。俺らよりもずっとAちゃんのことを知っている人が。

伊「え、大ちゃん思いついたの？」

「うん、あの人に聞けばバッチリだと思う」

八「え、誰？」

「それは…」