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中「先輩の隣もーらいっ！」
伊「えー裕翔そこ座るの？じゃあ俺はこっちの隣に座ろーっと」
有「ちょっと！俺が普通隣でしょ！伊野ちゃんどいて！」
「そんなに揉めなくてもいいじゃん…」
｢｢｢良くないっ！｣｣｣
3人の声が踊り場いっぱいに響く。かなり大きな声なんだけど、一個下の階には普通教室はないので気にすることはない。これも理由の1つ。
八「Aちゃんめっちゃ困ってるじゃん。毎日その争いしてて飽きないのかよ…」
薮「ほら、ここに座りなよ。俺と光の間」
「うん、そうする…」
有「えー？何でよ！それこそ2人ともずるい！」
伊「そうだぞー！薮の彼女に言っちゃうからな？」
薮「しょうがないだろ！お前らが悪いんだからな！」
「早く食べようよ…いただきます」
毎日この争いを見てるので埒が明かないのは知っている。だから毎回、私は気にせず食べ始める。でも、こうやって話しながら食べるのも結構楽しいって気づいたのは有岡くんのおかげ。
中「A先輩って冬休みの予定とかあるんですか？」
私がスープを飲んでいると中島くんが話を切り出した。
「いや、特にまだ何もないけど…」
中「クリスマスとかは？」
中島くんがその単語を出した瞬間、有岡くんの肩がびくっと震えた。中島くん、変なこと言ったかな…至って普通だと思うんだけど。
「何にもないよ。家でも一応ケーキが出てくるだけで、クリスマスらしいことは何もしないかな」
中「じゃあまだその日はフリーってことですね」
「うん、そうだけど…」
そこまで聞くと中島くんは黙ってしまった。一体何の話がしたかったのだろう。
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お久しぶりです！作者のあんずです。
完結させて以来なかなかこのページを開くこともなかったのですが、いつの間にか星が光くんカラーになり、順位まで付いているではありませんか！
改めて、読んでいただきありがとうございます！！！
世間はクリスマス…ということで、ちょっとした短編を載せようと思います。ぜひ最後までお楽しみください！
あんず
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作者名：あんず | 作成日時：2018年6月3日 17時
