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十一話 ページ12
兼近side
｢うわ、もうこんな時間や｣
｢明日俺ら、朝から仕事やから、
この辺で失礼するわ｣
と言って、ラニーノーズさんは席を立つ
｢じゃあ、俺らも帰ろうかな｣
｢俺も……帰って寝たいし｣
そう言って、宮下草薙も出て行こうとする
｢じゃ、俺も帰りますか！｣
そして、りんたろーさんも……
｢えっ！Aはどうするんスか！｣
未だにテーブルに突っ伏して寝ているA
俺以外、全員帰ろうとしている
｢Aちゃんは、兼近に任せるわ｣
｢なんで俺なんスか！｣
｢兼近が一番マシやろ｣
｢マシってなんスか！マシって！｣
｢そういう訳で、よろしくな、兼近！｣
俺の反論も聞かず、みんなは帰っていった
Aの家も知らないのに、
どうすればいいんだろ
俺は居酒屋で一人、頭を抱えた
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作者名：真冬 | 作成日時：2019年10月29日 0時
