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コスチュームの不調は早めに直したかった。
普通の服じゃ燃えたり凍ったりする俺の個性。
毎日の演習を全力でやって力をつけて、追いつかねぇと。
仮免でクラスメイトとの間に生じた差を、一刻も早く____
『ベストや首元の装置に頼って自身での調節を怠ってはいないかな』
胸を刺された気がした。
確かに、出力に意識を向けすぎて調節の方が疎かになっていたかもしれない。
この少女は自分にはできないと言う。
はっきり言う奴だ。それは、自分の実力を理解しているから言えるのか？
『でも、』
少女は微笑む。
『首元の装置はたぶんいける。15分あれば、修理するよ』
伝わる自信。
『…よろしく頼む』
『了解！』
そいつは楽しそうに、ドライバーを指で回した。
・
「…ふぅ、できたよ！」
満面の笑みでコスチュームを俺に差し出した。
「ありがとな。助かった」
「いえ！私こそ貴重な経験をさせてもらっ…あああ次実習だったああ‼」
ドタバタと慌てて出て行く背中を、呆気に取られながら見ていると
「…なんかおもしれぇ奴だったなぁ」
「それに、すごかったわ。何をしているか全く分からなかったもの」
上鳴や蛙吹が口を開いた。
「紅…だったか」
確かにすごくて、おもしれぇ奴だった。
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緋蓮(プロフ) - ありがとうございます！ラブコメのコメが出せましたかね（笑）頑張ります！ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 0dbc4c21fc (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 面白いし、性格が可愛い！あと、最後の「鯉」にちょっと吹いたw更新がんばって下さい！ (2019年1月23日 14時) (レス) id: ca285a2166 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮(プロフ) - ヨシさん» うれしいです！！！ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: 0dbc4c21fc (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ - コメント失礼します！とても面白いです！サポート科っていう設定が好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月20日 18時) (レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋蓮 | 作成日時：2019年1月4日 23時
