32. ページ35
「…んな…なあ…⁉︎」
思わず仰け反って距離を取る。背中が作業台に勢いよく当たって痛い。
色々と理解して顔がかぁっ、と熱くなった。
「好き」
「に、二度も言わんでいい！」
真っ直ぐ私を見つめて口を開く彼。そのメンタルを疑う。
「いや、伝えたいことは相手に伝わるまで言わねえと」
「何その教育！」
「前告白した時、伝わってなかったみてぇだから…」
…前、告…
「あれってそういう意味だったの⁉︎」
「ああ」
「んもおおおお…‼︎」
なんなんだよおおおお！
「おい、どうした？」
「…自分の不甲斐なさというか貴方の言葉の足らなさというかに苦悩してる…！」
「顔真っ赤だぞ？」
「知ってるよ！」
「かわいいな」
「っさ、っきからなんなのっ！ていうか近い！」
彼の顔面を右手のひらでおさえる。
「…嫌か？」
「っ、」
眉を下げて寂しそうにこちらをみる彼。
やめてほしい、ほんと。
「…い」
貴方がする行動で
いちいち心臓が煩いんだから。
「…いやじゃ、ないけど…恥ずかしいから…」
左手で自分の顔を隠した。耳まで熱い。
そして何このツンデレみたいな台詞。自分殴りたくなってくる。
「なあ、」
右手首を掴まれた。
目が合う。
「俺はお前のこと好きだけど、お前はどう思ってんだ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋蓮(プロフ) - ありがとうございます！ラブコメのコメが出せましたかね（笑）頑張ります！ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 0dbc4c21fc (このIDを非表示/違反報告)
花蓮(プロフ) - 面白いし、性格が可愛い！あと、最後の「鯉」にちょっと吹いたw更新がんばって下さい！ (2019年1月23日 14時) (レス) id: ca285a2166 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮(プロフ) - ヨシさん» うれしいです！！！ありがとうございます！頑張りますね！ (2019年1月20日 19時) (レス) id: 0dbc4c21fc (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ - コメント失礼します！とても面白いです！サポート科っていう設定が好きです！更新頑張ってください！ (2019年1月20日 18時) (レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：緋蓮 | 作成日時：2019年1月4日 23時
