47.翌朝のひどい目覚め ページ2
『今日は携帯を耳元に置いて寝てくれな！
あ、着信音MAXで！』
・
_______ｐｒｒｒｒｒ
…音が、する。
「…ん」
ｐｒｒｒｒｒ
そういえば…そんなことが、あった。
ｐｒｒｒｒｒ
…理由はよくわかんないけど、
切島くんの…いう通りにした気がする。
「んう〜…」
手だけで枕元にある携帯を探り、薄目をあけて通話ボタンあたりをタップする。
「………あいはい」
[ドア開けろ］
「……？…だれ」
[開ければわかる。早よしろクソが]
コンコン。ドアの方から軽い音がした。
「…んん〜…こんな早くに…」
2分後。仕方ないからのそのそとドアの方へ向かう。
ドアを開ける。その目的のために。
ガチャッ。
「…はーい……」
クリーム色のツンツン頭。紅い三白眼。
自分の目線より少し上にある顔を認識するのに、ゆっくり1秒をかけた。
「遅え」
そして、目が覚める。
バタン！
コンマ1秒でドアを閉めた。
「あ゛⁉何閉めとんだテメェ！」
「連絡も無く、寝起きの女子の部屋に、来るなんて非常識！」
うっわびっくりした…‼
「開けろやクソ女‼」
ドアノブがガチャガチャと音を立て、ドアが引かれる。慌てて自分側にドアを引っ張る。
「ねえ壊れるから！」
「なら手ェ離せや！」
引っ張り合いの力比べで私に勝ち目はない。差が____ドアが開き始める。
「分かった！30秒！30秒待ってよ！開けるから！」
「チッ」
その瞬間手を離したらしく、一気にドアが軽くなった。
「ちょっ…！ぐえっ」
バタン！再び勢いよくドアが閉まる音がして、私は勢い余って尻餅をついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1078人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋蓮。(プロフ) - 暗黒破壊神@さん» ありがとうございます！がんばります！ (2019年4月10日 21時) (
レス) id: 011903e6a6 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮。(プロフ) - 真緒さん» 爆豪ですかね。ありがとうございます！笑がんばります！ (2019年4月10日 21時) (レス) id: 011903e6a6 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒破壊神@ - かっちゃんからの告白って夢みたいです！更新頑張って下さい！ (2019年4月7日 9時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 爆轟勝己様の笑顔など、神の領域ですわ！観音様と並べても違和感ありませんわね！！…笑笑 かっちゃんがクソかっこよくて悶えました。これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年4月6日 11時) (レス) id: d8ce241943 (このIDを非表示/違反報告)
緋蓮。(プロフ) - とれたての乳酸菌さん» えへへありがとうございます！！←頑張ります！ (2019年4月5日 23時) (レス) id: 011903e6a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：緋蓮 | 作成日時：2019年3月28日 21時
