No.177 ページ43
ーークラピカsideーー
ダルツォルネが来客を迎えに行ってから、かなり時間が経過している。
そもそも今日は来客の予定はないはずだ。まさか侵入者か？
「センリツ、ダルツォルネの心音は聞こえるか？」
「ええ、だけど……一瞬の緊迫した鼓動から、眠っているような心音に変化した。」
「……まさか！」
鼓動が聞こえるという事は死んではいないだろうが…
彼のようなある程度の能力者が一瞬にして落とされる。
かなり危険だ。
場合によってはボスにも……
「クラピカ、何があった？」
後ろからバショウに話しかけられる。
「侵入者の可能性がある。」
「はあ？……だが入り口のスタッフから連絡があったんじゃないのか？」
「いや、ヴェーゼのような操作系能力者がいた場合は話が別だ。
……くそっ、なぜ気づかなかったんだ！」
ガリガリと頭を惜きむしる。
昨日の一件から集中力が切れている。
いや、今はそれよりボスの安全を守ることが先。
急いでボスの部屋へ向かう。
「…ヴェーゼ、センリツ。ボスの様子を。私では……問題だろう。」
ドアを開けようとして慌てて踏みとどまる。
危ない。こういう時こそ冷静にならなければならないと言うのに。
ボスの見張りは彼女たちに任せよう。
それより私たちは……
「異常な事態が発生した時は、凝。だったな。」
師匠の言葉を復唱しながら、凝をする。
……これは！
「…信じられないほど薄い円。だな。」
隣で同じように凝をしていたシャッチモーノ
やはり彼でも気づいていなかったか。
彼は放出系。オーラを放出する円には私より敏感なはず。
これほどの能力者…全員でも敵わない可能性がある。
とにかくボスを逃す時間を稼ぐ必要がある。
「ボスたちを逃す時間を作る。」
「了解だ。」
センリツの耳なら、この声は聞こえていたはず。
上手く逃してくれればいいが。
そういう面ではヴェーゼの能力は強力。
彼女たちを残しておいたのは正解だったな。
普段はあまり見せないようにしている鎖を解き放す。
チェーンジェイル。この能力は、犯罪者のみにしか使用できない。
その犯した罪の重さに比例して、鎖は強化される。
果たして使えるか……
「クラピカ、俺の能力で盾を作る。その間にお前の鎖で拘束しろ。」
シャッチモーノがオーラを解き放つ。
この盾が破られる事はほぼありえない。
そう、それこそ兄さんたちほどの力がなければ…
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りんごぱんだ(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！頑張って更新させていただきます！ (2018年2月4日 20時) (
レス) id: 9d7ed27381 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 続きがとっても気になります!!更新楽しみにしてます! (2018年2月4日 17時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
りんごぱんだ(プロフ) - ゆぎーさん» コメントありがとうございます！とにかく旅団メンバーは何があっても殺させないのでご安心を。というかそんなの書けないです……これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2017年12月28日 13時) (レス) id: 9d7ed27381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - 更新を毎回楽しみにしてます！パクとウボォーはいなくならないでください！夢主無理せずに頑張って！ (2017年12月28日 10時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごぱんだ | 作成日時：2017年11月10日 20時
