No.155 ページ20
「ナナ、わかってるよね？」
「大丈夫。傷なんてつけさせないよ。私はシャルのものだもんね。」
崖から下に飛び降りようとすると、そう言ってシャルに呼び止められる。
そんなのわかってるよ。
だって私だってシャルの大切なものであり続けたいから。
「じゃあ行ってくる。」
「心配してないけど気をつけて。」
むー、シャルの馬鹿。
心配してないなんて言われたら…
無様な、危ない戦いなんてできなくなっちゃうじゃん。
シャルの期待を裏切りたくなんてないから。
さて、いよいよですね。
多分こっちに来て最大の敵だと思う。
…でも勝つ。圧倒的強者として。
それが蜘蛛だから。
「はっ、これがあの幻影旅団か？ガキの集まりじゃねーか。」
「…今なんて言った？」
ちょっと自分の中で何かがキレる音がする。
かわいそ。この人、私の逆鱗に触れちゃった。
「まさかシャルが、マチがガキに見えるとか言ってるんじゃないよね？
あなたより何倍も強い私の尊敬対象をガキとか…ありえない。死んで。」
静かに今まで円で広げていたオーラを回収して、練。
周りの地面から土煙が立つほどのオーラ。
まあこれが最大量じゃないけどね。
それを感じ取ったターゲットは咄嗟に同じく練。
ふーん、反応速度は悪くない。けど。
「…少なっ。しかも流れが綺麗じゃないね。そんなので私たちを倒せるとでも思ったの？」
「小娘が。死ぬまで騒いどきな！」
そう言って三人同時に襲いかかってくる。
…え、キルアの方が全然早いんだけど。
うっそ、英才教育の賜物ですな。
私はぜーったい、受けたくないけど。
とりあえず、狭い範囲に濃縮した円を展開。
これで動きは全部読める。
えーっと、この人たちどういう戦闘スタイルだっけ？
あ、ミミズっぽい人とヒル飼ってる人と…シャルに殺された人だ。
すっごく参考にならん。
前半二人はともかく、最後の一人は瞬殺に近かったし。
あ、一人地面に入った。
二人は私の足止めで、下の人で固定しちゃえ作戦かな？
多分ミミズさんは強化系っぽい。
だってウボォーを止められるんだよ？そうとしか考えられん。
あとの二人はよくわかんないけど、ヒルさんには近寄りたくない。
だってヒル飼ってるとかきもい。無理。
私、虫系本当にダメだから。
という事で、先にヒルさん片付けちゃおっと。
うーん、どうやったら触れずに殺れるかしら？
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りんごぱんだ(プロフ) - オレンジさん» ありがとうございます！頑張って更新させていただきます！ (2018年2月4日 20時) (
レス) id: 9d7ed27381 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ - 続きがとっても気になります!!更新楽しみにしてます! (2018年2月4日 17時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
りんごぱんだ(プロフ) - ゆぎーさん» コメントありがとうございます！とにかく旅団メンバーは何があっても殺させないのでご安心を。というかそんなの書けないです……これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2017年12月28日 13時) (レス) id: 9d7ed27381 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎー(プロフ) - 更新を毎回楽しみにしてます！パクとウボォーはいなくならないでください！夢主無理せずに頑張って！ (2017年12月28日 10時) (レス) id: 3af73fb010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごぱんだ | 作成日時：2017年11月10日 20時
