No.59 【ハンターには運も大切なのさっ】 ページ16
「思いっきり豚をフランベして、水をかけることで蒸し焼きにしたのね。
なるほど。いいわ合格よ！」
「えっ、うっそー。」
…あの燃やすやつフランベって言うんだ。知らなかった。
てか水をかけて蒸し焼きって消火しただけなんだけど。
なぜかこの合格者0になるはずの試験で受かっちゃった私はどうなるのでしょう‼
っつーか暇。
いいや、暇潰しにシャルに電話しよっと。
「アジト帰ったら喋っていいから我慢しててねー。」
喋るなって言ってから機嫌悪めのアイネをなだめつつ、電話する。
『prrrrr…ガチャ、ナナーどうしたの？』
うっ、毎度のことながらシャル早っ！
『いやー別に特に用はないんだけど暇だなーて。』
『…なにそれ。まあいいや。それより今何次試験？』
『ちょうど今二次終わったとこ。もう大変だったんだよ！
一次はヒソカから逃げてたら終わってるし、二次は豚焼こうとしたら燃えて水かけたの持ってったら受かったし。』
『完全に運だけで乗り切ってるね。まあナナ、どちらかというとウボォータイプだからなー。』
『…何ウボォータイプって。私あそこまで単純バカじゃない！』
『なんでナナ強化系じゃないんだろってみんな言ってるけどねー。未だに。』
…旅団平和。私がいない間何してるんだろ？
『てか今旅団なにしてんの。』
『えっとー、ちょうど今博物館で本盗ってる。』
『ひょえっ？電話してていいの？』
『だって弱くて暇だし。あ、ちょっと待って。』
そうシャルが言った後に聞こえる鈍い音と血が滴る音。
うん、何が起きたかは察したけど。察したけどっ！
『あーもう手が汚れたー。こんな雑魚のために俺自ら手を下すなんてほんともったいない。』
『…というか論点そこなんだ。まあ確かにシャル自ら戦ってるのってあんま見たことないけど。』
『だってめんどくさいじゃん。でも、この仕事雑魚すぎて操作してもすぐ壊れちゃうんだよね。
というわけで仕方なく自分で来る奴は捌いてる。』
はい、シャル語講座〜第一回！
その1、操作してもすぐ壊れる→操作してる対象がすぐ死んでしまう。
その2、来る奴は捌いてる→視界に入ったやつは殺してる。でした〜
怖っ！
『まあ気をつけてね。』
『俺がこんなの相手でケガすると思う？』
『すみませんでした…』
『気をつけるのはナナの方。いつも警戒してて』
『わかった。』
さーてもうそろそろ試験も終わりかな？
No.60 【強いかどうかも判断できない奴みるとムカつく】→←No.58 【豚の丸焼きってレシピも何もないよね】
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村蓮(プロフ) - クラピカと蜘蛛が和解出来て本当に良かったです…！！！主人公ちゃんとクラピカの仲が悪くならなくて本当に良かったです(泣)シャルとのイチャイチャもトキメキ過ぎてどうにかなっちゃいそうです…/// この小説を読むのが毎日の楽しみです♪ (2022年6月29日 5時) (
レス) @page50 id: 51c88eb12b (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 番外編で腹筋崩壊しましたwww 嗚呼、吹いたコーラの片付けしなくては... (2020年7月5日 14時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごぱんだ | 作成日時：2017年9月14日 12時
