【クロロさんこわいの巻】 ページ16
「この子がナナ。オーラ量は……俺と同じ、もしくはそれより上。
身体能力的にも合格ラインには達してると思う。」
「そうか………わかった、お前がそういうのなら・・・」
シャルさんがクロロさんに何かを話しているよう。
というか、クロロさんあの裸にコートじゃなくてよかった。
さっきから会った人たちもみんな普通の服だったしね。
そんな事を考えつつ、周囲を見る。
……なんか普通の部屋だな。飾りっ気がない。
ここが幻影旅団、団長の部屋ですって言われても多分私は信じない。
本人がいなければね。
もうここが本当に起きてる事なのかわかんなくなってきた。
私の適応力の限界を軽々と超えないでほしい。
トリップして初日で旅団のボスと遭遇。
しかも殺す気ないとか言われたらもう、どうなってるのやらって感じだよ。
今までの普通な生活と比べると笑ってしまうぐらいおかしい。
とか思ってたら、ほのかに殺気を感じる。
発信源は………クロロさん？
「団長。怯えてるから。」
「耐性はないか……だが反応は悪くない。」
ふむ、と何か考え出すクロロさん。
殺気がやっと収まる。
恐怖で縮こまっていた体が元に戻る。
無理だ。あの殺気、本物だ。
「さすがに団長でも怒るよ？念も覚えてないのに……」
シャルさんが守るようにオーラを張ってくれたのはわかった。
それぐらいは感じられる。
これがシャルさんの演技の延長なのかはわかんない。
わかんないけど、それでも嬉しい。
「お前がそういう行動に出るのは珍しいな。何かあったか？」
「……別に。」
そんなよくわかんない会話をすると、唐突にクロロさんがこちらを向いた。
え、どうしよう。……怖い。
本能的にこの人には抗ってはいけないって感じがする。
恐怖を押し殺して、頑張ってクロロさんを見る。
「本題だが……蜘蛛に入る気はないか？」
クロロさんから発せられた音が空気を通して耳へと伝わる。
だけどその内容はどうにも信じられないもので。
「念などの戦闘技術はすべて教える。悪い話ではないはずだ。
それに行く当てなどないんだろう？ここにいれば、安全面は保証できる。」
そのあとも何か言っていたみたいだけど、全部耳をスルーしていく。
信じられない。
『蜘蛛に入るつもりはないか？』
さっきのクロロさんの問いが頭の中を駆け巡る。
どういうこと？じゃあここに連れてこられたのって……
ーーー勧誘？
【違う。断じて違う！】→←No.4 【計算上から逃げられない】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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村蓮(プロフ) - シャルも主人公ちゃんも大好きです！！久しぶりに感じる胸のトキメキを抑えられないです！！ (2022年6月27日 2時) (
レス) @page50 id: 51c88eb12b (このIDを非表示/違反報告)
駒田針 - みんな死なないなんて最高です (2020年11月11日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 本日のラッキーアイテム=アイアンメイデン ！？！？ (2020年9月11日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
りんごぱんだ(プロフ) - ありがとうございます。名前の部分はすぐに修正させていただきます。 (2018年8月25日 10時) (レス) id: 9d7ed27381 (このIDを非表示/違反報告)
初音みのりフード - 面白いです！シャルは私も推しキャラなので嬉しいです！ただ、ところどころ名前が固定になっていましたよ。でも面白いので更新頑張ってください！ (2018年8月23日 18時) (レス) id: 9104fd672a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごぱんだ | 作成日時：2017年8月23日 2時
