【実I況I者】フェロモンとやらが欲しいのです。【fj】

#9 *効果 ページ9

次の日の登校時間。
ばくん、ばくんと胸が大騒ぎする。


手を左へあてて、緊張で今にも突き破ってでてきそうな心臓を必死でおさえる。






"…ねぇ、あのひとかっこ良くない？"

"ほんとだ…わたし超タイプ…！"

"ぅわ、あの人イケメン…！ちょっと、声かけに行こうよ"

"まって！とりあえず写メ写メ！"






生まれて初めて自分に投げかけられた熱い視線や黄色い声。
イメージチェンジをした今、僕にかけられるのはそんな眩しいものばかりだった。
戸惑いながらもそれをを背に、
なんとか誰にも声をかけられず無事に校門へとたどり着く。…まだ心臓がうるさい




ひぃ、ふぅ、と２回深呼吸をして下足室へ入る。
周りをチラッと見渡すと、僕と目を合わせた女の子みんな頬を赤らめる異常な状態、そして僕の周りを取り囲む謎のミステリーサークルが出来ていた。



これ…どうすればいいんだろ…



ふと前を見ると、僕が無理なお願い事を頼んだ人である___Aさんが立っていた。

何か言いたげに口をパクパクしている。
僕が首をかしげると、




(も、し、こ、ま、っ、た、ら、)

(や、ん、わ、り、え、が、お、)

(こ、れ、だ、い、じ、)



そう口を動かして少しだけ微笑んでくれた。

僕はそれに対してうん、と頷き、言われた通りミステリーサークル's女子に、

にこっ

と笑いかけた。
同時に湧くキャー！とかヤバイ〜！とか言う歓声。


…あれ。おかしいかな。




…これちょっと楽しいかも、なんて…(笑)




.




＿＿＿＿＿＿＿＿
ｷｬ-ﾌｼﾞｸﾝｶｯｺｲ-って言うのを書きたかった…のにあれ…？ズレてね…？(震え声)
ちゃんと次の話には繋げてますが怖いガクブル

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