霞柱と氷の歌姫 第二ノ歌

タイミング最悪 ページ33

貴方side

幽霊かなあ、って思ったらアオイちゃんだった。
慌ててきてくれたんだろうね、洗濯物が絡まってる

貴『アオイちゃん、久しぶり。大丈夫だった？』
アオイ「大丈夫ですよお！意識が戻ってよかった！私の代わりにみんな言ってくれたから…！」

ウオオオオン

男っぽいな！
泣き方が！

貴『善逸は一昨日くらいに任務復帰したよ。天元さんは、柱。降りちゃうみたいだね』
炭「え」

なんでですかって顔してる。

貴『上弦の鬼を倒したら一線から退こうって約束していたんだって。育手としてまだ鬼殺隊には残ってくれるらしいよ。』
炭「そっか…。Aは怪我とかは？」

言おうと思ったら後藤さんが言ってくれた。

後藤「氷華様は怪我は大きなものはなかったぜ、毒すら食らってなかったし。音柱も毒は回っていたけど五体満足だし」

なぜ私だけ様をつけてるんだ…

アオイ「だけど、伊之助さんすごく状態が悪かったの毒が回ったせいで呼吸による止血が遅れてしまって…」
炭「そうか…じゃあ天井に張り付いている伊之助は俺の幻覚なんだな…」

は？
全員引いてる…
なんかツッコミが間に合ってない…
何やってんのが正しいのかどうなってんののが正しいのか発言に迷う。

猪「ははははは！よくぞ気づいたな紋次郎！」
炭「俺…今仰向けだから…」

怖すぎる…
つーか毒回ってんのに歩き回って大丈夫なの！？

貴『なんで動き回ってられるの？』
きよ「これです！ミツアナグマっていう外国のイタチです！硬い皮膚によって毒を通さない性質を持っていて、伊之助さんはこれと同じだってしのぶ様が！」

あの人も大概適当だな…

アオイ「貴方は毒も効きづらいけど薬も効きづらいから気をつけなさいってしのぶ様が言っていたでしょう！すぐ忘れるんだから！」

アオイちゃんが伊之助のお母さんと化してる…
あっちで口論してるし、なぜかすごく微笑ましい。
けどあんまりうるさいと…

カナヲ「し、静かにして…。静かに…炭治郎寝たから静かにして！」

びっくりしたあ！
カナヲがあんなに大きい声出したの初めてじゃない！？

貴『カナヲ！凄いじゃん！自分の意見はっきり言えてるよ！あとで少し一緒に話そうよ！』
カナヲ「う、う…「カァ！カァ！氷柱 氷華A！直チニ任務ヘト迎エ！」

むー。

貴『ごめんね、また今度！』

ほんとタイミングが悪すぎる。
折角カナヲと喋れそうだったのに。
早く終わらせちゃお。

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