霞柱と氷の歌姫 第二ノ歌

ド派手に行きましょう ページ19

貴方side

伊之助が此方へ物凄い勢いで突っ込んできた。

猪「おい銀髪女！ここ変な蚯蚓帯が沢山いるから気をつけろよ！」
貴『はいよ』

『氷の呼吸 玖ノ型 絶対零度 “霧”』

よし、これで多少は帯の動きが遅くなったでしょ。
一点に集中しないで全方向に振ってるから本当に少しだけ遅くなる程度だけど。

猪「グネグネグネグネ気持ち悪いんだよ、この蚯蚓帯！
グワハハハハハハ！動きが鈍いぜ！欲張って人間を取り込み過ぎてんだ！」

すごいな、初めて会った時よりも冷静になっている。
それに伊之助の勘の鋭さ！
四方八方からくる攻撃全てに対応している！

貴『あっ！』

帯が伊之助の攻撃を避けて捕らえられていた人間の方向に向かっていく。

猪(やべえ、人間を守りながらの戦い方をしなきゃ行けねえのに…)

ガキンッ

クナイで帯がはじき返された。

まきを「蚯蚓帯とは上手いことを言うもんだ！」
須磨「ほんと気持ち悪いです、ほんとその通りです。天元様に言いつけてやります」

まきをさんと須磨さんだ！
クナイであれを弾き返すとかすごすぎん！？

まきを「私らも加勢するから頑張りな！猪頭とお嬢さん！」

けどクナイで全て防ぎきるのは流石に難しいらしく完全には守り斬れてない。
こっちは伊之助に任せ

ドオン

速い！
なにかが帯を全て斬った！

善逸「シィィィィ」
猪「お前もうずっと寝てたほうがいいんじゃねえか…」

あ、鼠さん達が運んだんだね善逸の刀。
しかも天元さんの気配するし！

貴『みんな！上から爆発が来るから気をつけて！』

ドゴォン

来た来た！

天元「A、妻達を守ってくれて感謝する！まきを 須磨 遅れて悪かったな こっからはド派手に行くぜ！」

須磨さんは目を潤ませちゃってるし本当に天元さんのことが好きなんだな。
あらまあ！
頭をポンポンしてる！
蜜璃ちゃんが見たら絶対キュンキュンが止まってないよこれ！

天元「派手にやっていたようだな。流石は俺の女房だ」

ああ！須磨さん本格的に泣き始めちゃった！
て、炭治郎！

貴『天元さん！炭治郎が今上弦の陸と交戦中で援護が必要です！被害だって広まるかもしれないので早く行きましょう！』
天元「おう、じゃあ行くぞ」

現在屋根の上で走っています。
家にいる人絶対迷惑してるよねえ。
堕姫の気配がする方向へ全速力で向かう。

貴『うわ、キモ！』

なにあれさっき食料庫の中にあった帯を取り込んでんの？

貴『炭治郎！大丈夫だった！？』
炭「あ、ああ。Aあれ！」

命→←ヒノカミ神楽

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