第2話 殺したのは？ ページ3
マスクside
オレはある日、家だと結構電波が悪くて公園でイカホをいじっていたんだ。
そこはオレん家のすぐ近くで、電波状況が悪いときはちょくちょくそこに来ていたんだ。
天候は曇り。
今にも雨が降り出しそうだった。
「雨降りそうだな〜、そろそろ帰るか〜…」
滅多に見ない空を見上げて、座っていたベンチから立ち上がる。
そんな時だった。
「あっれ、マスクじゃん♪なにしてんのー？」
聞き覚えのある、陽気な声。
同じS4のひとり。
アロハだった。
「……見ての通りネットサーフィンだけど〜？」
正直というか、本当にこいつは嫌いだった。
いつもいつもいつもいつもいつもいつも性格が正反対のオレにつっかかってくるのだ。
「えぇー、ネットにしかお友達いないあたり、相変わらずキモオタだねーｗｗ」
マジで放っておいて欲しい。
適当に相槌を打ちつつ家に帰ることにした。
「はいはいそ〜ですか結構ですよ〜オレ帰るから、また明日な」
「ほらほら、そうやってすぐヒトから逃げるのもコミュ症影キャの悪いクセ！」
1人分の足音が追ってくる。
怒りが、ふつふつと積もっていく。
「……！」
普通に、もう嫌になってたんだと思う。
オレは無言で肩を突き飛ばした。
このとき、オレは判断力が鈍っていたんだと思う。
ここら辺は団地や住宅地が多く、高台みたいなものとなっているこの公園に来る時は、階段を上ってくることになる。
突き飛ばした先は、階段だった。
「あっ………」
階段はコンクリート製。床も、コンクリート製。
自分の身を察して、バランスを崩したアイツは手を伸ばしてきた。
お前が悪いんだろ。
オレは助けを求めるその手を、掴まなかった。
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Apple - スプラちゃんさん» (^q^) (2019年9月1日 21時) (
レス) id: 5625ef0a61 (このIDを非表示/違反報告)
スプラちゃん - ちがいますよー!5裄です!おめでとうございまーす! (2019年9月1日 17時) (レス) id: 61eeae2a69 (このIDを非表示/違反報告)
Apple - 何のバグかな…今日作ったばかりなのにヒット数が5桁超えてるように見える…。 (2019年9月1日 0時) (レス) id: 5625ef0a61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2019年8月31日 22時
