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フロウ、立ち上がる。 ページ8

アスモデウスというらしい半透明の黒いモンスターはこちらに近づいてくる。
「っ…アクアっ!」フロウは腕を振り上げてみたが。「な、何も起こらない…!?」
どんどん近づいてくるこの悪魔。私達にできることといえば逃げること?
いや、あの手に持ってる槍を投げてくるだろう。大人に助けを呼んでみる?…きっと無理だ!こんな化け物に大人でも敵わない!

「(ああ、どうしよう!本来の姿なら戦えるのに!Aのことだって、助けられるのに…あぁ!どうすれば…!)」

しかし、振り下ろされる、槍。狙いは、フロウ…!
「ったぁーっ!!」
フロウに向けて、A渾身のタックル。間一髪避けられた。
ずざーっ!
「大丈夫!?…うぅ、ちょっと顔擦りむいたっ!」
「あ、ありがとうございます!(…何で女の子に僕が助けられてるんだ!?何で…迷惑を…かけて…!)」

フロウが今戦えないことを不甲斐なく思ったその時。
〈オレカだよオレカ。あいつの持ってるオレカに力込めさせろ…!〉

「ん!?今…頭になにか……A!」「何!」「僕のオレカを…えっと、握りしめて下さい!」
「え?」「早く!!」「う、うん!!」
だ、誰か助けて…!そう思いながらAはオレカを握りしめる。すると。

シュピーンッ……!!

「ナ、ナンダ!?」「きゃあ!眩し…」

突然青い光が手の中から溢れ出る。開けばいつの間にかオレカは水になってフロウの元へ。


「…僕が……Aを守らなくては……!!」
彼女の目の前にいたのは蒼く、綺麗な気を纏った、



「僕は流水の騎士フロウ!未来を築く清き力、水のさだめと共に!!」
銀色に煌く三又槍《トライデント》。白目は黒くさらに凛々しく。背もぐんと伸び、服もオレカに描かれた物と同じ物に。水となったオレカはフロウの胸元へと入り込む。

これこそが、水の国の王子の、真の姿。
清き、水の、戦士。

今まさに立ち上がる。

フロウ、戦う。→←ちょっとしたお知らせ


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西 - この方角に福があるはずです


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リーフ(プロフ) - ちなみに☆4ですw (2016年1月18日 19時) (レス) id: 06d6221e05 (このIDを非表示/違反報告)
リーフ(プロフ) - 性格が急に冷静になったアズールとメロウを出してください。 (2016年1月17日 16時) (レス) id: 06d6221e05 (このIDを非表示/違反報告)
リリオン - 広美さん» ありがとうございます^ ^ あと龍人ククルとヒート君ですね。了解です…クフリン、そろそろ出ます…というよりもう出てます。 (2016年1月9日 18時) (レス) id: 60ae167fe0 (このIDを非表示/違反報告)
広美 - リリオンさんこの小説の続きが楽しみなので更新頑張ってください (2016年1月8日 16時) (レス) id: 472484f516 (このIDを非表示/違反報告)
広美 - リクで龍人ククルと火炎の騎士バーンと火炎召喚士ヒートをお願いします (2016年1月6日 21時) (レス) id: 472484f516 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリオン | 作成日時:2016年1月1日 13時

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