烏飛兔走【CS集】 (ページ20)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:2,635 hit

満月魄<星夢隊の鬼狩り様> ページ20

【名前】満月魄

【振り仮名】みちつきはく

鱗滝左近次は、精神をつかさどる陽の気である魂の呼吸を使う彼女に対し、肉体をつかさどる陰の気である魄という名を与えた。陽と陰、どちらが欠けても存在出来ない。

鬼殺隊と鬼はそういう存在である事を伝えたかったのかもしれない。

満月の姓は、彼女と出会ったのが満月の夜で会ったことから名付けたという事が判明している。

【年齢】19歳

【性別】女

【身長・体重】
身長：157cn
体重：49kg

【性格】
人より、若干感情が薄めだと思われる。例え、嬉しいと、楽しいと身体が感じたとしても、彼女にの心には伝わらないのだろう。人生の全てを戦術に尽くし、戦場の前線を駆け抜けてきた彼女からしたら、感情となどと言うものは必要無いのだろう。冷静な判断を狂わせ、時には命の価値観さえ奪い取る、彼女にとって、感情とは、そんな存在なのだと言えるだろう。

時に、自分が今、感情を持っていたと気付いた時、彼女は深く後悔し、己の未熟さを問う。自身が感情などという甘ったるいものを持ち合わせていたという嫌悪感の数だけ、彼女は幾多の感情を捨ててきた気でいるのだろう。より高みを目指し、今の自分を越えようと努力する姿勢から、彼女は真面目とも言えるのかもしれない。

影があるなら必ずしも光がある。本人は全て無自覚であると思われるが、彼女を…、いや、月を照らす太陽のような存在がいるのである。それが、夜幻鬼の始祖である。押し込まれた彼女の本音からしたら、仕事とは重荷であり、精神と肉体を極限まで追い込む地獄のようなものである。そんな地獄から解放してくれる者こそ、夜幻鬼の始祖なのである。夜幻鬼の始祖が星夢隊によって倒されれば、彼女は全てから解放されるのだ。そして、解放された時、自分が捨ててきたとのに対して、深く後悔し、拾い集めていくのだろう。

本音を言わない、という点だけを見てみれば、謙虚。と言えなくもないのかもしれない。だが、彼女があまり本音…、と言うよりも、言葉を発しない本来の理由は、これもまた、彼女が押し込んでいる本音にある。彼女が気付いていない…、いや、本当は気付いている本音はいくつもある。あるはずなんだ。彼女が本音に気付く日、捨てたものを拾い集める日は、果たして来るのだろうか。