第4話◆ ページ4
口の中に突然入ってきた、甘くドロッとした液体。
喉に詰まらせそうになり、思わず咳き込んだ。
「大丈夫？」
口ではそう言っているものの、蒼川さんはおかしそうに口を押さえて笑っている。
その子供っぽい表情に、もう1度心臓が跳ねる。
一通り笑い終えると、紙パックを握った蒼川さんが立った。
5mほど離れたのゴミ箱を、指差す。
「あれに入ったら、ハートくれる？」
「え……？」
数秒ほど考え、それがツム◯ムのハートだということが分かる。
ツム◯ムだと、俺の方が得点は上だった。
返事を待たずに、蒼川さんは投げる。
投げられた紙パックは、きれいな弧を描いて飛んでいく。
カシャン という音ともに、ゴミ箱に当たって外側に落ちた。
……つまり、外れた。
「残念……」
しょんぼりして眉を下げる蒼川さん。
時間を確認するため少し捲り上げられたパーカーの袖口から、白くて細い腕が見えた。
バイバイ、と手を振って別れる。
俺たちの関係はそれだけ＿＿ゲームをするだけだ。
それだけのはずだった。
人生初のラブゲーム、スタートボタンを押します。
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青砥ルラ - ４.１６ (2020年4月19日 14時) (
レス) id: 3630771c88 (このIDを非表示/違反報告)
あべかわもち(プロフ) - 名無しですがなにか？さん» はい、そうなってます！ (2018年4月16日 6時) (レス) id: 9f7db0fc1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しですがなにか？ - 白い四角が、青砥ルラさんですよね？ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 3b500904fe (このIDを非表示/違反報告)
青砥ルラ(プロフ) - なーさん» はい！ゼヒともお願いしたいです！ (2018年3月23日 11時) (レス) id: 4eb8e6777a (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 青砥ルラさん» ありがとうございます…！また機会があったらお描きさせてください！ (2018年3月23日 11時) (レス) id: 70117f1d7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべかわもち あおと x他1人 | 作成日時：2018年3月20日 18時
