人生初のラブゲーム【孤爪研磨】

第1話◇ ページ1

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画面の中の俺。
アバターは俺の思い通りに動いてくれる




俺の思うまま、東へ西へ



ジャンプだって、すごく高く飛べるし
どんな強敵だって、倒してしまう







俺はゲームのプレーヤー
もし、君がアバターなら



このコントローラで操作できるのにね、なんて





·









「···あっ、充電」






画面右上が赤く点滅している
はぁ、と溜め息をついてから鞄の中を探る
が、





「あれ···ない。」






充電器がどこにも見当たらなかった
どうやら、忘れてきたらしい
そんなとき、








　
「···使う？えっと···孤爪、くん」

第2話◆→

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