第23話◇ ページ24
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試合が始まってから、私はずっと呆気にとられていた。
ゲームでは感じることのなかった緊迫感。
バレーボールが激しく地面に叩きつけられる音や部員たちの声の掛け合い
そのひとつひとつが私を熱くさせた
...フリースローを打つときより胸が脈打っている
いつの間にか、ゲームをプレイしている時のように集中して試合を眺めていた
そして、アップルパイさんのチームに点数が入った時
自分が自然とガッツボーズをしていることに気が付いた
慌てて手を膝におく。
(···私がゲーム以外のことにこんなに熱中するなんて)
誰かに見られてはいないだろうか。
そんなことを思い周りを軽く見渡す
けれど、ギャラリーには私1人だけ。
少しホッとしてから思った
(あれ···これって私すごく目立つのでは···?)
目立つことは嫌いだ。
···でもそんなことはもうどうでもよくなっていた
試合に集中しているアップルパイさんや他の部員さんは
ギャラリーにいる1人の女の子のことなんて眼中にないだろうし
それに、途中で帰ってあとから黒尾さんになにか言われてもめんどくさい。
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青砥ルラ - 4.16 (2020年4月19日 14時) (レス) id: 3630771c88 (このIDを非表示/違反報告)
あべかわもち(プロフ) - 名無しですがなにか?さん» はい、そうなってます! (2018年4月16日 6時) (レス) id: 9f7db0fc1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しですがなにか? - 白い四角が、青砥ルラさんですよね? (2018年3月23日 16時) (レス) id: 3b500904fe (このIDを非表示/違反報告)
青砥ルラ(プロフ) - なーさん» はい!ゼヒともお願いしたいです! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 4eb8e6777a (このIDを非表示/違反報告)
なー(プロフ) - 青砥ルラさん» ありがとうございます…!また機会があったらお描きさせてください! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 70117f1d7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あべかわもち あおと x他1人 | 作成日時:2018年3月20日 18時