豆腐屋のあの子

5話 ページ7

Aside



いったんお客さんの流れが止まったから店の中でのんびりしている時



「A！ちょっと買い物に行って来てくれないかい？」



と、母にお使いを頼まれた



『はーい！、、、じゃあいってきます！』



お使いのメモを渡されてそれを見てみる



大根
にんじん
じゃがいも
味噌
髪留め
頼んでおいた着物
簪
Aの好きな物



と書かれていた



『多いな〜、、、よし！頑張ろ！』



人通りの多い道を歩いていると



ドンッ



誰かにぶつかりこけてしまった



『ｷｬｯ！、、、ごめんなさい』



「よもや！こんなにも小さくかわいい少女をこかせてしまった！すまないな！」



と、謝ってくれて私に手をさしのべてくれた



『あっ、ありがとうございます、、、、、っ！』



足にすごい痛みが走ったこけた時に挫いたのだろう



「大丈夫か！、、、足を挫いているようだな、、、お使いの途中だったのか？」



私が持っていたかごとメモを見てそう言う



『はい、、、そうです』



「お詫びとして俺がお使いの物を買って来てやる、、、君の好きな物は一体なんだ？」



『いえっ、そんな大丈夫です！』



「いやいや構わん！」



どんだけ断っても断固拒否される



『、、、では、頼んでもいいですか？』



「うむ！構わんぞ！」



私は声がでかい人にお使いとみたらし団子を頼んだ



ーーー数分後ーーー



「よもや！これでよかったか？」



『はいっ！ありがとうございます！、、、あの家の豆腐を差し上げるので家までついて来ては貰えませんか？』



「君がそう言うのであれば、、、うむ！ついて行こうではないか！」



私と声がでかい人は豆腐屋に向かった



「ありがとうな！、、、これは美味しそうな豆腐だ！有り難くいただくぞ！」



『いえいえ、こちらこそありがとうございました、、、お名前聞いてもよろしいですか？』



「うむ！構わん！俺は煉獄杏寿郎だ！君は？」



『桐ヶ崎Aです！また来てくださいね！』



「うむ！また来る！」



と言って去っていった

６話→←４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す