豆腐屋のあの子

１０話 ページ13

時透side



あの子に直接思いを聞くんじゃなくて間接的に聞くことってできないかな？



「お〜‼時透どうした？派手に悩みごとがあるようだが！」



「宇髄さん、丁度いいところに、間接的に思いを聞く方法ってないかな？」



「おっ！あるぞ！ついに告る気か！」



やっぱり聞くんじゃなかった



「簪を渡せばいい！」



「簪？、、、えっ、でもあれって求婚の意味があるんじゃ、、、////」



腹をくくるんだ僕！



「分かった、今から買いに行くから宇髄さんも来て」



「派手にいいぞ！」



二人で街に行き簪を買いにいった



「ねぇ、この四つ葉のクローバーの簪って何か意味あるの？」



「あぁ、これかいこの簪の花言葉は“私の物になって„じゃ、お前さんには思い人は？」



「えっ、いるけど、おじいさんこの簪買うよ」



「そうかい、うまくいくといいねぇ、、、ほらっ、ありがとさん」



「ありがとう、頑張るよ」



僕は簪を受け取って宇髄さんの所に向かった



「お待たせ、宇髄さんもなにか買ったの？」



「おぉ、嫁さんにだ」



宇髄さんは三人分のお嫁さんへの贈り物を買っていた



この日の次の日に簪を渡しに行った



手紙も一緒に



彼女は凄く喜んでくれ、すぐに「着けて？」と言ってくれた



彼女の髪はさらさらでとっても綺麗だった



簪を着けた彼女はとっても綺麗で僕は息を飲んだ



手紙には、僕の気持ちを書いている









返事を聞くのは明日








あの子に簪の意味が伝わったらいいけどな〜

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