第7話 ページ9
gt side
Aに頼まれた買い物メモを持ってスーパーへ出かけた。外に出ると、なんか多分見えてはいけないもんがめっちゃ見えた気がしたが、何とか乗り越えてスーパーに着いた｡
てか､マリカだけであんなに仲良くなれると思わなかったなぁ…｡
gt｢てか…買うもん多くね？これを俺1人で持って帰れってか？まじかよ｣
いざ買い物メモに書かれているやつをカゴに入れると、かなりの量になった。マジでこれ俺持って帰れる？
gt｢…あれ、たらこじゃね？｣
目線をメモから上げてみると、ちょうどいい所にたらこが居た。
gt｢おっしゃ、人材発見!!LET'S GO!!｣
俺は､重いカートを引きながらたらこの方に向かった。
tr｢ん…あれ、ぐちさんじゃん｡珍し｣
gt｢たらこ､強制的に今から俺の家行くぞ｣
tr｢は？…まぁ良いけど。そういやあの子とは仲良くなったん？｣
gt｢後で話す。とりま手伝って｣
tr｢しゃーないなぁ｣
急いでレジを済ませ、たらこに荷物の半分を押し付けて早歩きで家に帰る。見えてはいけないもんがこっちを見ているのがとても気色悪い。
gt｢おっし…着いた…｣
tr｢なんでそんなに早歩き？｣
gt｢やばい奴がめっちゃ見えるしソイツら全員俺のこと見ててめっちゃきしょい｣
tr｢あー…まぁがんば｣
鍵を開けて中に入る｡Aは､ベランダの方に出ていた。
gt｢ただいまぁ！あぁ疲れた｣
Aはこちらをじーっと見つめて黙りこくっている。
何かあるんかなと思い後ろをみると､たらこが部屋を物色していた｡
…あぁ、俺以外が居るから姿消してる状態なんか｡
tr｢…今あの子居らんの？(小声)｣
たらこがそう言ってくる。物色してたのも瑠衣を探すためか、と1人で納得した。
gt｢あー、ちょっと待て。Aー、出てきて大丈夫だぞー｣
俺がそう言うと、Aは無言で部屋に戻り、たらこの背後に立った。
『…こんにちは〜』
tr｢うわぁっ!!!…びっくりした〜｣
たらこがびびって持っていたものを落とした｡待てそれ卵入ってるんだが！？
gt｢あぁぁぁ！？卵！！卵が！！｣
焦って買い物バッグを開くと、そこにはちょっとヒビの入った卵が数個あっただけだった。
gt｢良かったぁ〜被害小だったわ｣
『おぉ〜危なかったね』
tr｢危なかったなぁ｣
たらことAマジで恨もうかな…と思いつつ、買ってきたものを全部Aに渡した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らっぴょこ(プロフ) - 分かります…本人様方が決めたことだから応援したい気持ちもあるんですけどやっぱり気持ちが追いつかないっていうかなんというか……作者様も無理はしないで下さいね！応援してます (2022年6月26日 22時) (
レス) @page18 id: d6878be433 (このIDを非表示/違反報告)
りべら(プロフ) - めちゃおもろいじゃないっすか…w この作品すごい好きです (2022年3月19日 11時) (レス) @page11 id: a02abf5dd5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ストーリー性めっちゃ好きです！無理せずに更新頑張ってください！💪 (2022年3月2日 1時) (レス) @page9 id: c736d56ed6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青りんご | 作成日時：2022年2月13日 18時
