第13話 ページ15
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gt｢…やったかこれ…｣
彼女が出て行き静かになった玄関で呟く。
彼女の目は、いつもよりとても深く闇のように沈んだ色をしていた。
…まるで、手放したら沈んで消えていくかのように見えた。
gt｢どうする…?どうすれば良いんだ…?｣
あの様子だと、最悪もうここに訪れることは無いかもしれない。一旦深呼吸をして、Aがどこからともなく出してしまっていた本を探し出した。
さっきAが、何かの紙を挟んでいた本だ。
gt｢さっきの見た感じ…この本か？｣
取り出すと、いつの間にこの家にあったのかという感じのノートが出てきた｡パッと見､日記らしい感じだ。
gt｢…読むか｣
そして俺は、そのノートをペラッとめくり、読み始めた。
〈8月30日
今日は、8月後半とは思えないほどの寒さだった。こんなに寒いと、秋どころか冬が来ることを実感し始めるなぁ〜｡〉
〈9月9日
最近､とても涼しくなってきてる上に木がだんだん紅く染まってきている。本格的に秋が始まるんだねぇ｡秋は正直得意じゃないし花粉きついから来ないで欲しいな…〉
〈9月15日
最近､あの子の命日が近付いているからか、とてもだるく感じる。ぐちさんに迷惑かけんようにしないとねぇ…〉
〈9月22日
今日､いつものように外に出た。いつもと違う墓地歩いてみたらなんと見つけちゃったんだよね…｡あの子のお墓｡ちょうど3日後だし、お参り行こうかな…?〉
〈9月24日
ついに、あの子の命日の前日になった。今頃､あの子は何をしてるんだろう、天国で僕のこと見てるのかな?
…明日､お墓まで足を運ぶから､待っててね。美彩〉
〈9月25日
頭痛が酷い｡あの日のことを思い出して吐き気がする｡日記を書く気力も無い｡僕も､そっち側に行けたら良いんだけどね…〉
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らっぴょこ(プロフ) - 分かります…本人様方が決めたことだから応援したい気持ちもあるんですけどやっぱり気持ちが追いつかないっていうかなんというか……作者様も無理はしないで下さいね！応援してます (2022年6月26日 22時) (
レス) @page18 id: d6878be433 (このIDを非表示/違反報告)
りべら(プロフ) - めちゃおもろいじゃないっすか…w この作品すごい好きです (2022年3月19日 11時) (レス) @page11 id: a02abf5dd5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ストーリー性めっちゃ好きです！無理せずに更新頑張ってください！💪 (2022年3月2日 1時) (レス) @page9 id: c736d56ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青りんご | 作成日時：2022年2月13日 18時
