学年1の涼くん！！

#13 ページ13

えと………




聞きたいことあるとか言ってたけど、無言が続いてるんですけど………



何も言わずに隣を歩く瑞稀くんをチラッと見る。




「もうすぐ家着くから、この辺で………」




瑞「Aってはしもっちゃんのこと好きなの？」



話している途中で被された言葉。



え、なんでわかったの……



瑞「なんでわかったのみたいな顔してるし、そうなんだね？」



ちょ、まて。


この人は人の心境まで読み取れる能力があるのか……！！



「違うよ、って言ったら？」




瑞「そういう返しはずるいでしょ(笑)まぁ違ってないと思うけど？」



終わった、完全にバレてる。




？「あれー？A？久しぶりー！！」



瑞「だれ、」



瑞稀くんと話していたところに、空気を読まずに話しかけてきた幼なじみ。



「あ、ゆうぴ！久しぶり〜」



優「年上に向かってその呼び方やめろし〜」



「ゆうぴは年上だと思ったことありませ〜ん！！(笑)」



私の1つ上の幼なじみ、優斗。



大学生で家は目の前。


ここのところ、あまり見かけなかった。



優「あれ、隣だれ？彼氏？あ、もしかして俺、今すんごい邪魔なやつ？」



今さらこの空気に気づいたんかい。



なんて心でツッコミをしつつ、



「井上くんは……」



ゆうぴに紹介しようと思ったら、



瑞「瑞稀って呼んでって言ったでしょ」



また上から言われた。



あ、やばい。



完全に油断した……

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