学年1の涼くん！！

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瑞「なに？なんか用？」



女子「この子がぁ〜瑞稀こと好きなんだってぇ」



瑞「だからなに？ってか誰？」



うわぁお、これは告白現場か？？




瑞稀くんを見つけ、話しかけようとしたけどこんな感じ。



とりあえず待ってるかぁ……



なんて思っていると、



瑞「俺、他に用事あるから。じゃあーね」




って話を切り上げて出てきた。



おっ、おわああ。



盗み聞きしてたと思われるから、急いで隠れる。



瑞稀くんが行ったのを確認してから、




「あ、瑞稀〜！！！」



って後ろから声をかける。



ちゃんと呼び捨てで。




「あ、A。なに？」



振り向き方は紛れもないイケメンな素振りで。




「作間くんに言われて……！」



それだけを伝えると察したように、あぁ。と返事をし、




瑞「ホントにお題聞こえてなかったの？」



と言われた。




「うん、ぼそぼそと話してたから聞き取れなくて……」




しかも下を向いてたから、作間くんだって気づかなかった。



身長高いなとは思ったけど、作間くんの名前すら忘れてたし。




瑞「作ちゃんらしいや(笑)」



と言って、




瑞「さっきのお題は……………だよ。わざわざそれを報告しにきて、なんなんだろーね(笑)」



と、涼くんと話してるときにしか出ない笑顔で笑った。




「え………」




私、やっぱり誤解してた………




瑞「はしもっちゃんにちゃんと言うべきだよ」




頑張れ、そういって瑞稀くんはどこかに行った。




今年の体育祭は、瑞稀くんの背中を見て幕を閉じた。

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