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放課後


秋「徹〜!またね!」


徹「うん!また!」


徹は今日部活があるため一緒に帰れない。


バレー部、だっけ


やっぱり徹はバレーバカだ。


ずっとバレーしか見てなくて


それで彼女に振られることも多々あって


おまけにファンなんかも多いから


別れるには充分すぎる。


良いと思うんだけどな。


「宮本!帰らないの?」


あ「んー、ちょっと課題やってから帰るわ!」


「遅くならないようにね!」


あ「はーい!」


課題を進めたいがやる気がおきない。



徹に会いたい。



なんてわがままだろうか。


忘れ物しててくれないかな


そんな淡い期待も虚しく


時計の針は最終下校時刻10分前をさしていた。


昨日とは違い1人寂しく家へ向かう。


ふと、徹の家が気になった。


前と同じところだろうか。


私は少し歩き十字路の横を見る。


タイミング、最悪。


秋「それでね!…」


徹と稲野さんがちょうど話をしている。


マネージャーだっけな。


こんなことになるくらいだったら


マネージャーにでもなっておくんだったな。


こんな感じの気持ちで


マネージャーに入っちゃだめだね。


全国のマネージャーさんごめんなさい。


徹「宮本さん!」


徹が大きな声で私の名前を呼びだした。


稲野さんの顔がこちらへ向いたように見えた。


空気読めないのかなイケメンは。


手をふり始めるし、可愛いかよ。


ふり返そうと思ったが


稲野さんの視線が痛くなってきて


私は走った。


2人から逃げるように家まで


止まらずに走った。


会いたいというお願い事は叶った。


嫌な形でだけど


まあ、会えたからいいでしょう。

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作者名:ゐ。 | 作成日時:2022年7月5日 7時

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