巡り巡ってまた巡る

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次の日


今日は少し早めに登校する。



会いたくないけど会いたい



嫌いになりたいけどなれない




そんなあなたに会いたくて。





ガラガラとドアを開け自分の席につく。


早く来ないかな。


少し緊張し始める。


徹「おはよ。」


少し低めの落ち着く声。


私が大好きな声。


あ「おはよ。」


同じようなトーンで返す。


あ「朝練？」


徹「うん！」


口角を上げ少し大袈裟に頷く徹。


その姿に何度心が弾んだことか


徹のそういう子供っぽいところが愛おしくて


あ「あのさ、今日一緒に帰らない？」


徹「え？」


目を丸くしてこちらを見つめてくる徹。


急すぎたか。


あ「やっぱ「いいよ！」…へ？」


徹「一緒に帰ろ！」


子供のように無邪気な笑顔。


その顔も好きだ。


徹の笑顔は変わらない。





こんなにも胸が騒がしいのはあなたのせい。

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