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錦「あれ、トランプしてる時のがない」
紫「え？写真撮りまくってましたよね？」
安「そのカメラやないもん。スマホで撮ってたやろ」
咲「あ、そーだったっけ」
村「俺のケータイにあるで、ほれ」
歌音「ヒナ先輩、まだケータイって言ってるんですか」
そう言って、歌音がヒナ先輩のスマホを受け取った。
紫「どれどれ？見せて〜」
横「あ、大倉と歌音ちゃんのツーショットやん、めずらしー」
安「なかなかみられへんからな」
すると、さっきからずっとソワソワしてた二宮先生が、すごい速さでこっちに来て、
二「俺にも見せて？」
って。
話に混ざるタイミングみてたの、うちは知ってますからね、はい(笑)
二「え！なに？大倉と守屋、仲直りしたの？」
歌「違いますよ！これはただの、大富豪の罰ゲームですから！」
大「ば、罰ゲーム？？」
あ、おーくら先輩が焦り出した！
あーあ、また始まっちゃうよ。今日で何回目だろー。
歌「罰ゲームですけど」
大「え、なんで？こんなイケメンとツーショットやで！罰要素ないし！」
歌「は？どこが？どこがイケメンなんですか？あんなキモくていちいちついてくる奴のど·こ·が、イケメンなのか教えてくださーい」
歌音、今まででいちばんひどい(笑)
そんなに言ったら、おーくら先輩も立ち直れないんじゃ·····
大「·········」
あらー、おーくら先輩、固まっちゃってる····
咲「歌音、言い過ぎ····じゃないかな·····」
だ、大丈夫？
大「········」
こうして、おーくら先輩は一瞬で負けてしまいましたとさ······
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ーその後ー
大「俺の魅力ってなんなん···？」
横「元気だせって！いっぱいあるから」
大「例えば····？」
横「例えば····えーと、いっぱいあるなあ」
大「言えないってことは、ないってことやん」
横「ちゃうって！いっぱいあるから！うーん、えー······」
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安「よこちょ、慰めんのへたくそやな〜」
丸「ほんまや·····やばぁ」
第９話 end
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作者名：神山安葉 | 作成日時：2019年6月1日 10時
