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亮side
歌音ちゃんを抱えて、保健室にゴー。
.
「はー...ついた」
やっぱり、人を持ちながら走ると、疲れんな。
いやあの、歌音ちゃんが重いとか言うてる訳やなくて。
錦「失礼しまーす」
あ、俺、開けられへんな;
錦「渡辺せんせー、いますー？開けてください！」
渡「どうしたの？あれ、錦戸くん」
今出てきたこの人は、保健室の渡辺梨加先生。
人見知りなとこがあるけど、優しくて、美人やから、生徒に人気がある先生やねん。
って、そんなこと言うてる場合ちゃう。
誰に言うてたんや、俺。
渡「大丈夫！？早く、ベッドに寝かせて」
錦「あ、はい！」
渡「何か、あったの？びしょ濡れじゃない、タオル敷かないと」
錦「えっ...とそれは」
なんて説明すればええんやろ。
誰かに誘拐された、なんて言えへんし。
渡「話さなくても、いいからね」
錦「...すんません」
渡「いいよ、謝らなくても」
ほんまに優しいな、渡辺先生は。
.
大「亮ちゃん！！歌音ちゃんはッ！！」
錦「今ベッドいるで」
大「そーゆーのは、俺の仕事やのに」
錦「聞いたことないわ、そんなん」
.
少しして、紫乃ちゃんたちが入ってきた。
渡「...あ。着替えないと、風邪ひいちゃう」
村「体育着...はないか」
横&大&安「はいはい！俺/僕がとってきます！」
村「いやそんな、何人もいくもんじゃない...」
村上くんがそう言い終わる前に、３人は消えていった。
あいつら、どんだけ体力あんねん。
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作者名：神山安葉 | 作成日時：2018年9月10日 11時
