・ ページ28
紫乃side
紫「寒い...」
咲「誰か〜...」
閉じ込められてから、どのくらい時間がたったんだろう。
水をかけられたせいで、どんどん体が冷えていく。
このまま、どうなるんだろう......。
咲「歌音...歌音ー？」
紫「まだ、起きない？」
歌音はずっと気を失ったまま。
.
さっきの会話から、何分かたったとき、
誰かの話し声が聞こえてきた。
あの感じだと、何人かいるのかな...？
ドンッ
突然、扉を叩く音が。
えっ...とこれはもしかして。
何を言ってるか分かんないけど、確かに二宮先生の声。
そして、
「落ち着いてられるかあああ！！！」
と言う、ヨコ先輩の声。
「紫乃ーー！！！紫乃ーー！！！はよ、はよ開け！！！」
紫「ヨコ先輩！」
てゆーか、
何で私の名前だけ呼ぶの？
咲「ほら、紫乃。ヨコ先輩は、紫乃のことを選んだんだよ、すごいじゃん、少女漫画みたい」
紫「ここでも咲のそーゆう話、聞くと思わなかったんだけど」
「紫乃っ、今、開けr「うおりゃああああ!!!!!!!」
バアアアアンッ
ええーーっ!!!!!!!
なに、なに、なに！？
じ、事故！？
咲「章ちゃん...」
紫「え、今の、ヤス先輩なの！？私まっったくわかんなかったよ！？」
だって、事故じゃん、さっきの！
咲「わかるよ〜」
すげえな、彼女って;
それからも、先輩たちのボソボソって声と、うりゃっ、とか、はあッ、っていう声とか、扉を叩く、バンッって音が聞こえて、
紫「凄い...ね」
咲「うん...」
「おりゃあああッ!!!!!!!」
バコンッ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神山安葉 | 作成日時：2018年9月10日 11時
