現の世の奇々なる縁【刀剣乱舞】×【名探偵コナン】 (ページ4)

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参【弟視点】ページ4

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「へぇー、一期さんが当てて…妹想いなんですね！」

「いえ、そんな…」

(妹じゃねーんだけどなぁ…)

お互いに事情を説明し終えた後「良かったらご一緒にいかがですか？」という蘭さんのお誘いを受け、ケーキバイキングを楽しんでいた。

ちなみに、簡単な自己紹介で眼鏡の子が江戸川コナン君。カチューシャの子が吉田歩美ちゃん。クラスメイトの小嶋元太君、円谷光彦君、灰原哀ちゃん。コナン君がお世話になっている家の娘さんの毛利蘭さんとその親友の鈴木園子さん。
とまぁ、なんとも大人数の御一行ですなー

「あ、自己紹介が遅れました、俺は笹原伊月と言います」

「えっと……何歳か聞いてもいいかな」

「15ですね」

「じゃあ中学生か…伊月君ってよんでもいいかな？」

「もちろんいいですよ」

「ねっねっ、伊月君達はモデルとかやってるの？」

園子さんが食い気味で聞いてくる。理由はなんとなく察せるけど……うん

「モデルはやってないかな、一期兄さんも」

「勿体無いなー、伊月君も一期君もかっこいいのにー」

「そうだね、乱ちゃんや五虎退君もジュニアモデルしてそうな雰囲気してるし」

「？」

「もー、蘭お姉さんも園子お姉さんもお世辞上手だよー、2人の方がスタイルも良いし可愛いし綺麗だからモデルさん似合うとおもうけどなー」

「もう、乱ちゃんったら上手いんだから」

嫌な気もしないのか園子さんが嬉しそうに顔を赤くする。乱も乱でこんなガールズトークもどきできないからか生き生きとして楽しそうだ。
その隣では一期兄さんと蘭さんが楽しそうに話している。

「こう、みんなが楽しそうにしてると自分も嬉しくなっちゃいますよね」

「わかります、私も弟達をみてると嬉しくなるんです」

「なんだか一期さんと気が合いそうです」

「奇遇ですな、私も蘭さんと気が合いそうですよ」

……の隣でなぜか不機嫌Maxなコナン君が空っぽのジュースをズズズッ…とストローで吸っている。それを見て哀ちゃんはやれやれと言った感じで笑っている。え、ナニコレ。コナン君どうしたキミ
元太君は元太君で驚異的なスピードでケーキ食べてるし…光彦君と歩美ちゃんは仲良くお喋り中でした。

ガシャーーン！！

遠くから複数の皿が割れる音が聞こえ、全員ギョッとした顔で振り向いた。